俺は出来てる。 「信じてるから」彼氏が未練を残している元カノに会うのを許した結果…

親父「仕事出来ない、子供出来ない、出来損ないのゴミ女」嫁「...」俺「いい加減にしろ!」→ 親父の暴言をやめさせたい...【2/3】

俺は出来てる

あの日以来、一人で掃除することが無くなった。 石田は他の男子にも声をかけてくれたりしたけれど、何となく最初のメンバーで掃除することが多い。 石田を目当てに女子が手伝おうとすることもあるが、佐倉もいることに気付くと帰ってしまう。 佐倉に物怖じせず対等に渡り合えるのは美旗くらいで、男子も女子も佐倉に憧れていながらも、全般的には敬遠したい気持ちが強いようだ。 まあ判らなくはない。 ただでさえ近寄りがたいほどの美貌であるのに、愛想の欠片も無いし、何かと上から目線だし。 そんな佐倉と、一緒に帰っている。 学校から駅までは少し離れて歩いていたが、今は駅のベンチの隣に座っている。 「あのビッチ、今日は掃除に現れなかったわね」 もはやビッチと呼ぶことを隠そうともしない。 クソが付いていないだけまだマシか。 「今日は早く部活に行かなきゃならないって言ってたからな」 「え? ビッチ部なんてあったかしら?」 「茶道部だよ」 「似合わないわね」 俺も最初はそう思ったが、最近はそうでもない気がしてる。 昼休みに弁当を食べるときの所作や、毎度ちゃんと椅子を引いて席を立つところとか、意外と育ちはいいのではなかろうか。 だらしない喋り方はともかく、朝だって早いし、宿題の類も忘れたことは無かったはずだ。 「あの子、去年の今頃、転校してきたわよね」 クラスは違ったが、美旗は1年の秋に転校してきている。 「それがどうした?」 「何でもないわ。 それより、勉強は捗ってるの?」 中間テストまであと10日ほどだ。 「私を見返したいだけなら、頑張っても無駄よ?」 それはどういう意味だろうか? 俺が頑張ったところで負けないという自信だろうか? それとも、どんなにいい成績を取っても意味は無いということだろうか? あるいは、見返すという動機では駄目だということだろうか? 「やっぱ明梨のお兄さんヤバいよね」 え? 突然、思考に入り込んできた女子の声。 背中合わせの後ろのベンチに座っている二人組からだ。 「ちょー美人とイケメンさんが掃除してるのに、間に入って邪魔するとか有り得なくない?」 俺の真後ろに座っているのが明梨のようだが、声は聞こえない。 たぶん、困ったような笑みを浮かべているんだろう。 一人で掃除をするのは傍目にはみっともないらしいから、協力を仰いで今の状態にしてみたものの、どうやら裏目に出てしまったようだ。 明梨には、申し訳ないなぁ……。 「明梨からも言っといた方がいいよ。 アレは情けなすぎっしょ」 佐倉が不意に立ち上がろうとする。 俺はその肩を押さえて制止する。 「飲み物を買いに行くだけだから」 佐倉は酷く冷たい表情でそう言い、自販機に向かった。 「あたしの兄貴もイケメンってわけじゃないけど、あたしにはちょー甘くてさぁ、何か買ってほしい物ないか、とか言って、もうシスコンかっつーの」 明梨の友達らしき女子は、ギャハハと下品に笑う。 「優しいから」 「え?」 え? 明梨の、小さな声。 「私のお兄ちゃん、誰より優しいから」 明梨……。 「もう、優しいのは明梨じゃん。 そりゃ身内だから庇いたくなるのは判るけどさ、あんなお兄さんには少し厳しくした方がいいと思うよ?」 「あなたはもう少し自分に厳しくした方がいいんじゃないかしら?」 この声、佐倉!? 俺は慌てて立ち上がり、後ろを見た。 買ったばかりのミネラルウォーター、外したばかりのキャップ、傾けられたペットボトルからは勢いよく水が流れ出て、西日を受けてキラキラと光っていた。 「掃除してた、ちょー美人?」 水の落ちる先には明梨の友達がいて、何が起こったのか判らないという目を、濡れた髪の間から覗かせていた。 「佐倉、やめろ」 既に遅いことは判っているが、言わずにはいられない。 俺は明梨の友達にハンカチを渡そうとして、俺のハンカチなど使いたくはないだろうことに思い当たり、鞄からポケットティッシュを取り出す。 未開封のポケットティッシュの方が、まだ抵抗は少ないはずだ。 だがそれは、勢いよく弾かれてホームに落ちる。 「っつ!」 「佐那!」 明梨が立ち上る。 明梨の友達は、佐那という名前らしい。 「せめて、120円分の反省くらいはしてくれる?」 佐倉は明梨に一瞥もくれず、どこまでも冷たい視線で佐那という子を見下ろす。 「佐倉先輩、やめてください! 私が、私が悪いんです!」 明梨の悲痛な声に、さすがに佐倉も腕の力を弱める。 明梨……いったい何を言ってるんだ? お前に悪いところなんて、有りはしないのに。

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