うつ 復職 転職。 うつ休職から復職 復職後の働き方・過ごし方・不安解消への3大準備

うつ・ADHDで休職中で、復職か退職か悩んでいます|仕事の悩み

うつ 復職 転職

こんにちは。 キズキビジネスカレッジの寺田です。 うつで仕事を休んでいるあなたは、そろそろ復職にむけて行動したいと考えているのではないでしょうか。 しかし、次のように悩んで答えが出ない、ということもよくあります。 具体的になにをしたらいいか• 復職後にうつが再発しないか• どうすれば復職後もつらくならずに済むのか そこで今回は、 復職を考え始めた人がすべき準備と、復職後の注意点をあわせて解説いたします。 復職それ自体はゴールではありません。 復職後も働きつづけることを見据えた準備が大切です。 実際に私自身の「うつからの復職、職場定着」までのプロセスを経ることで痛感したことも書いています。 復職にむけた準備を考えている人の参考になれば幸いです。 割と長文ですので、全体を読むのが大変な方は、目次の気になる項目だけを読んでみてください。 また、ご本人に向けた内容ではありますが、「うつ病で休職中の方のご家族」「うつ病からの復職者を職場」の方にも役立つ情報となっています。 復職に向けた準備の前に:うつから回復したかを確認する3つのポイント 復職に向けて動きだす前に、まずはうつ病から回復しているかを確認することが大切です。 ご自身の回復状況を見誤ったまま準備をはじめると、どこかで続かなくなってしまう可能性があります。 とは言え、具体的に何をもとに判断すればいいのか、難しいですよね。 そこで以下に、復職準備に入っていいかを確認する際のポイントを3つにまとめました。 生活リズムが安定してきたかどうか• 以前よりも気が楽になってきたかどうか• 主治医から肯定的な診断を得ているかどうか なお、 大前提として、自己判断で通院や服薬を中断するのはやめましょう。 ご自身で問題がなくなったと判断されても、専門家の目から見れば加療が必要な場合があるので注意してください。 上記の点に注意しながら、ポイントを順に見ていきましょう。 うつの病初期には疲労や倦怠感から日中でも眠ってしまうことが多いかと思います。 そうすると、食事の時間が不規則になったり、起床や就寝の時間にばらつきが出たりします。 しかし 回復期に入ってくると、寝食の時間といった基礎的な生活リズムが安定してくるようになります。 徐々に日中の眠気や倦怠感が収まってきて、以前よりも行動力が湧いてきたことを実感できるでしょう。 ただし、 調子が上向いてきたことに気をよくして、行動しすぎないように注意してください。 まだ病み上がりの状態のため、体力が元に戻ったわけではありません。 その時期に動きすぎると、また生活リズムが崩れがちです。 主治医の先生とこまめに生活状況を共有しながら、ひとまずは生活リズムが安定してきたかどうかを見極めましょう。 「気が楽になってきた」というと抽象的ですが、具体的には以下のような考え方や精神状態を保てられる状態になったかどうか、と考えてください。 うつ病の自分は取り返しがつかない、などと深刻視しなくなった• うつ病は特別なことではない、と気楽に考えられるようになった• 元気になったら何をはじめよう、と回復後のことを自然と考えるようになった うつ状態のときはなにをやってもダメだ、なにもしたくない、と思いがちです。 しかし回復するにつれて、元気になったらなにをしようという前向きな行動意欲が強まってきます。 回復してきたかどうかを判断する基準として、上記の意味で「気が楽になってきたかどうか」を考えてみましょう。 復職にむけて準備をしたいと考えている人は、ぜひその旨を主治医に相談してみてください。 自分の調子は自分がよくわかっていると思うかもしれませんが、そういった考えがなかなか通用しないのがうつ病の難しいところです。 自分が大丈夫だと思っていても、実際はもうすこし加療が必要だというケースが往々にしてあります。 復職を考えている人は、必ず主治医の判断を仰ぐようにしましょう。 なお、主治医の方針にどうしても納得できなかったり、処方された薬でよくなっている実感が持てなかったりする場合は、セカンドオピニオンを求めて別の先生に診てもらうのもひとつの手です。 元の先生と違う方針を示されるようであれば、自分に合いそうな方に従ってください。 ただし一般論として、セカンドオピニオンでも治療の方針があまり変わらないようなら、多少納得できないところがあっても、いまの方針に従うことをオススメします。 また、 代替医療や民間療法ではなく、「病院」の治療を受けるという点も重要です。 成果がすぐに出ないからといって、専門機関でないところへ治療を求めるのは避けましょう。 復職準備に入る前に、専門機関の先生から肯定的な意見を得られるかを確認してみてください。 うつからの復職前にすべき6つの行動 調子も安定してきて主治医の先生からも肯定的な意見を得られたら、具体的な復職準備に入っていきます。 復職に向けて行っておくとよい行動は、主に次の6つになります。 就業時と同じ生活リズムを定着させる• どこかへ「通う」習慣をつける• 軽い運動や散歩をして体力をつける• 人と接する機会を増やしていく• 復職後の仕事の進め方を考えてみる• 復職後の業務について、上司や人事担当と面談して調整する 上述したものは、復職を支援している日本うつ病リワーク協会の復職支援プログラムをもとに、私が実践して効果を感じられたものです(参考:『うつ病の人の職場復帰を成功させる本』)。 上記のプロセスを経ることで、私は10か月という長期休職から復職できました。 職場定着も無事に進み、復職して2年が経過したいまも調子を崩していません。 なお、「このプロセスを踏まないと絶対に復職できない」というわけではありませんので、ご安心ください。 人によってはハードに思うものがあるかもしれません。 つらくなったら主治医の先生と相談しつつ、休み休み進めていきましょう。 最優先すべきはあなたの健康だということを忘れずにいてください。 これは、起床・就寝といった基礎的な生活リズムを保つことから一歩進んで、午前と午後に簡単な作業をすることを指します。 つまり、自分が就業しているときの生活リズムを再現して、無理なく生活を送れるかどうかを確認してみてください。 ただし、日中に行う作業は疲れにくい簡単なものにしましょう。 以下に私が実際に行っていたことを挙げますので参考にしてください。 軽い散歩に出かける• 読書をする• 文章の書き取りや音読をする• 四則演算の簡単な計算問題を解く• 部屋の掃除や整理整頓をする• 料理をつくる もし疲れを感じることがあったら作業をやめて休みましょう。 無理のない範囲で行動し、徐々に慣らしていくことが肝要です。 少しずつで大丈夫ですので、働いているときの生活リズムを定着させていきましょう。 場所はどこでも構いません。 近所の図書館や公園まで行くといった簡単なものでも、十分に効果があります。 私の場合は、毎朝9時に近所のカフェにモーニングを食べに行くというのを実践していました。 「通う」習慣をつけることは生活リズムの定着にも有効です。 特に朝、外に出て陽の光を浴びることで、就寝と起床の時間が安定しやすくなります。 また、 体力などに余裕のある人は、「通う」場所として復職支援を行っている就労移行支援事業所などを活用するのもおすすめです。 主治医とはまた別の観点から相談に乗ってもらえるため、「通う」習慣をつける段階で一度検討してみてるのもよいでしょう。 生活リズムが定着してきた人はぜひ、どこかへ「通う」習慣を身につけてください。 うつ状態のときは、気力だけでなく体力も低下しています。 人によっては、不安から来る動悸がもとですぐに息切れをしてしまうのではないでしょうか? 体力が落ちた状態で復職すると、数週間は身体がもっても、日が経つに連れて休みがちになってしまう可能性があります。 体力が続かないという理由で、うつからの復職後、10日を待たずにまた休みに入ってしまった知人もいます。 軽い運動の具体例として私が実践したことを以下に挙げます。 20分程度のジョギング• 10分程度の縄跳び• 1時間近い長距離の散歩 もちろんすべてを1日で行うのではなく、その日の調子や気分でどの運動をするかを考えて取りいれてみてください。 別の疾患によって運動が難しい場合は、主治医の先生に体力をつけたいことを伝えて相談しましょう。 うつ病のときは、誰かと会話するだけでやたらに疲れますよね。 特に対人不安の強い方は、調子が戻るまでは一人にしてほしい思うこともあるでしょう。 そもそも何を話していいかも思いつかない、という人もいるかと思います(私がまさにそうでした)。 しかし、職場復帰をすると、ある程度人と接する機会が生じます。 そのたびに心をすり減らしてしまわないよう、少しでも人に慣れることが大切です。 最初は、家族や信頼できる友人と会話する程度でOKです。 実際に会うのが難しい場合は、メールやSNSのやりとりからはじめましょう。 あまり疲労を感じずに自然体で接することができるようになったら、顔を合わせる機会を増やしてみてください。 何を話していいかわからないという人には、一緒に映画を見に行くのがおすすめです。 行動をともにしつつ、会話の機会が多くならずに済みます。 鑑賞後は映画の話ができるので、話題が思いつかないという不安を軽減できるはずです。 ただし、人と会うのはとても体力を使うことですので、決して無理はしないようにしましょう。 仕事を休む前のことを思いだすのはつらいことかもしれません。 しかし、 順調に回復していれば、なぜ働くのがつらくなったのか、何が問題だったのかを冷静に考えられるようになっているはずです。 私の場合は、自分のやっていた仕事を洗い出して、具体的にどの業務がストレスになっていたのかを考え直しました。 また、その業務がストレスにならないためにはどういう仕事の進め方をすればよかったのかということも検討しました。 このときに大切なのは、復職してから具体的に何をすればよいのかというところまで考えることです。 場合によっては、上司との面談で「この業務は負荷が大きいから担当を外してほしい」といったことを伝える必要があります。 復職後、多少ブランクのある状態で働いたときに問題なくこなせそうかどうかを考えておくことが肝要です。 また、 復職後の仕事の進め方を考える上では、できるだけ主治医やカウンセラーなどの第三者に相談するようにしましょう。 主治医からアドバイスをもらえない場合は、先述した復職支援を行っている就労移行支援事業所などの職員に相談するのもひとつの手です。 あなたがうつになっているということを理解した上で、仕事の進め方や実践できそうな工夫を一緒に考えてくれるはずです。 周囲の人を頼りながら、復職後の仕事の進め方について考えてみましょう。 面談は、主治医の先生から「復職しても問題ない」という許可をもらってからにしてください。 実際に復職することになった場合、一般的には医師の診断書が必要になります。 上司や人事担当者と面談する際には、以下の点に注意して調整を進めましょう。 具体的にいつから復職するか• どういった業務ならできそうか• どの程度の業務量ならこなせそうか• 現在の職場の状況はどうか(繁忙期などではないか)• 職場の同僚にはどういう伝え方、接し方を望むか 特に、どの程度の業務あるいは業務量ならこなせるかということはきちんと伝えた方がいいです。 この段階ですりあわせができていないと、復職してからの職場定着が難しくなってしまう可能性があります。 先述した「復職後の仕事の進め方を考えてみる」というプロセスがここで活きてくるはずです。 また、個人的には、 現在の職場の状況を知っておくのが、意外と重要かと思います。 私の場合はやむをえず忙しい時期に復職したため、職場の空気がどうしてもピリピリしているのを感じてしまい、ストレスになってしまいました。 可能であれば、 職場に余裕がある閑散期に復職するのがおすすめです。 そして、 復職日は翌日が休みの日にするとよいでしょう。 いきなり連勤すると体力が尽きてしまいかねないので、月曜日からの勤務は避けるのがベターです。 必要であれば何度も上司と面談して、復職後の仕事の仕方について意思疎通を進めてください。 うつからの復職直前はどんな気分でいればいいのか さて復職の準備が整い、「来週にはもう初出勤日を迎える」といった復職直前になると、様々な考えが頭を過ぎるかと思います。 復職直前の人が陥りがちな悩みとして以下のようなものがあります。 職場にどんな顔をしていいかわからない• 復職した後のことを考えると不安になってきた• 直前になったら気が塞いでしまった 上記は、実際に私が復職をする際に感じたことや、復職前の同僚から受けた相談をもとにしたものです。 それぞれの悩みについて対処法を解説していきますので、順に見てゆきましょう。 菓子折りなどかしこまった準備をする必要はありません。 目的はあなたの緊張をほぐすことですので、ふらっと挨拶へいくだけでいいのです。 職場への顔出しというステップを踏むことで、復職日の前に抱え込みがちな不安を解消できます。 実際に私は復職直前に職場を訪問したことで、初出勤のときに緊張しすぎることなく業務へ移行することができました。 職場への顔出しをせずに出勤すると、場合によっては事務的な会話から入ることになるため、打ち解けた雰囲気をつくるのが難しくなります。 緊張してしまうのはあなただけではありません。 一緒に仕事をする同僚も同じです。 互いに心の準備をするためにも、挨拶へ行く日を上司に相談し、周知してもらった上で、職場を訪問するとよいでしょう。 ただし、 直前になって気分が悪くなってしまったという人は決して無理をしないようにしてください。 うつが快方に向かっているときでも、不意に調子を崩してしまうことがないわけではありません。 症状を主治医に相談した上で、職場へ挨拶に行けるかどうかを判断しましょう。 先のことは仕事に慣れてから休み休み考えればいいことです。 日が経つにつれて、だんだん働くことにも慣れてきます。 気づかないうちに、うつがすっかり治ってしまったということもあるかもしれません。 そうすればまた、状況は変わってきます。 復職というのは、それだけでもとても大きな前進ですから、それを1週間続けただけでも、あなたは以前より強くなっているはずです。 自信を持ってください。 不安を感じてしまう方は、まず目先の目標を設定して、遂行することだけを考えましょう。 私は復職直前にどうしてもネガティブなことを考えがちなときにたくさん眠ることで、いい意味で思考を停止することができました。 何も考えずにとりあえず出勤してみる、という程度の気楽さでちょうどいいのです。 復職日に周囲がどんな反応をするかなど気になるかもしれませんが、人の考えることは自分ではコントロールできません。 気にしても仕方のないことが気になってしまうときは、とにかくたくさん眠って当日を迎えましょう。 そして、 復職日になっても気分が優れない場合は、上司に連絡して復職を遅らせる決断をくだすことも必要です。 復職したことでまた健康を害してしまっては元も子もありませんから、無理だけはしないでください。 復職が遅れたとしても、一度は職場復帰の直前までいったという経験は確実にプラスになります。 復職直前にどうしても気が塞いでしまうときは、素直に復職日を延期するようにしましょう。 うつからの復職直後に気をつけたい5つの注意点 この章では、復職した後の注意点を解説いたします。 うつの場合、復職直後に調子がどう変わるのかは専門家でも見極めが難しいものです。 職場定着までいける場合もあれば、うつをぶり返してしまう場合もあります。 そのためには、できるだけ調子を崩さないための予防線を張っておくことが重要です。 以下に解説する予防線を意識するだけで、うつが悪化する可能性を軽減できますので、ご安心ください。 それでは復職直後の注意点を具体的に5つにわけて見ていきましょう。 職場に戻ると、つい復職前の感覚を取り戻そうとして焦ってしまう場合があります。 特に、休職期間が短い方ほど、自分はすぐに元の業務スピードに追いつけると思って、ペース配分を間違えがちです。 また、自分の業務遂行力を多めに見積もってしまうと、予想よりも仕事が難航した場合に、落ち込んでしまう可能性があります。 就労のリズムに慣れていないうちは、業務量と業務時間を「これくらいならできるだろう」という自分の予想より少なめに見積もることを意識しましょう。 復職前に上司と調整を進めていても、いざ復職してみたら想像とは違っていた部分が必ず出てくるはずです。 そんなときにひとりで悩みを抱え込んでしまうと、場合によっては職場定着が遅れてしまうかもしれません。 復職直後は、職場の同僚もあなたの調子を気にかけているものです。 いまはどんな状態なのかを理解することで安心して仕事を割り振るためにも、あなたに話してもらえるのを待っている人がいるかもしれません。 自分の現在の状態について、できるかぎり所属長や同僚に相談するようにしましょう。 職場によっては、復職した後に飲み会などのつき合いが発生するかと思います。 あなた自身も復職できたことで気分が舞いあがり、アフター5もどこかへ遊びに出たりと、活発になるかもしれません。 しかし、復職直後はあなたが思っている以上に疲労が蓄積しやすい状態にあります。 仕事が終わったらできるだけ早めに帰宅し、身体を休めるように心がけましょう。 また、 就業中であっても、気分が優れなかったり、疲れを感じたりしたときには、上司に伝えて休憩を取るようにしてください。 大切なのは、職場に通い続けることです。 最初は仕事のよしあしはあまり気にせずに、適度な休憩をはさみながら業務に取り組むようにしましょう。 復職してすぐは負荷が掛かりやすいため、相当につらく感じられることがあるかもしれません。 しかし、そのストレスは出勤日数が増えていくことで軽減されていくものです。 復職前に行なった運動や、人と接する機会を増やしていったときの過程を思いだしてください。 仕事に慣れていくのもそれと同じで、徐々に身体と頭が就労後のリズムに慣れてくるものです。 復職直後にひどく疲れてしまっても、1日目、2日目と経過していくうちに楽になってくるということを忘れずにいましょう。 復職して仕事に慣れてくると、「自分は元に戻った」と一人合点しがちです。 しかし、うつになると、思いがけないところで突然疲労を感じてしまうことが往々にしてあります。 今後うつの症状を感じたときのために、主治医やカウンセラーとの付き合いは継続するようにしましょう。 また、 あなたの判断で薬の服用をやめたり減らしたりすることは避けてください。 主治医の先生はあなたの様子を見て、薬を出しています。 必要がなくなったように感じたのなら、それをきちんと相談してからやめるのがベターです。 職場復帰を確実なものにするためにも、通院や薬の服用を突然やめないように気をつけましょう。 うつから復職後に職場定着してきたら:休職を繰り返さない方法4選 職場に定着してきた人の中には、長く働くうちにまたうつがぶり返して休職に入ってしまわないかと不安に感じる方がいるかと思います。 実際、厚生労働省のまとめた調査によると、休職した社員のうち5年以内にうつを再発して再休職を取った人は47. 1%にのぼるという結果が出ています。 さらに1回目の休職期間が平均107日なのに対し、2回目は平均157日と1. 5倍も伸びています(出典:主治医と産業医の連携に関する有効な手法の提案に関する研究) しかし、安心してください。 上述した資料のなかでは職場のフォローアップが課題であると説かれていましたが、あなた自身にもできることはあります。 休職を繰り返さないためにできること、意識した方がよいことを大まかに4つまとめましたので、順に見ていきましょう。 職場定着が進んで働くことに慣れると、あなただけでなく周囲の同僚まで前と同じように働けるのだと思い、仕事を振ってくるようになります。 これは非常にありがたいことです。 しかし、気をよくして仕事を受けすぎると、また調子を崩してしまう可能性があります。 復職者(=あなた)の側でも、割り振られた仕事が適切かどうかを判断することが重要です。 特に繁忙期や、あるいはその後に燃え尽き症候群のような状態になっていないかをセルフチェックするようにしましょう。 無理はしないという心がけをすることで、うつの再発を予防することにつながります。 具体的には、スキルアップや副業をはじめてみるということが挙げられます。 新しい仕事の可能性をつくることで、万が一いまの職場がつらくなったときに別の道にスムーズに進めます。 実際に転職・独立をしなくても、「この職場じゃなくても大丈夫」という安心感を持つことができます。 その結果、自分を追い詰めずに済むというメリットが生まれます。 ただし、 スキルアップや副業は、閑散期などで仕事に余裕がある時期におこなってください。 ダブルワークの忙しさが理由で調子を崩してしまっては意味がありません。 精神的に余裕を持つためにも、新しい可能性をつくっておきましょう。 うつが再発しそうになったときのために、日頃から気軽に話ができる相手を持っておきましょう。 まずは、家族、友人、職場の同僚などが考えられます。 実際にうつの状態を話すかは別として、相談相手になりうる存在がいるというだけで心に余裕ができます。 加えて、これまでの主治医やカウンセラー、復職時に活用していた就労移行支援事業所など、専門家の視点から意見をくれるような場所も持つようにしてください。 数は多くなくてよいので、信頼して話せるような人間関係を築くようにしましょう。 復職したあとにまた気分が落ち込んだとき、うつの再発を認めたくないという気持ちが勝ってしまって、通院を避けてしまう人がいます。 しかし、意固地になって診察を受けないでいると、うつを悪化させて、回復に時間がかかるという事態招きかねません。 弱っていると感じているときは、必ず医療機関を頼るようにしてください。 そのときは先述したように、代替医療や民間療法に頼るのではなく、専門機関を訪れるようにしましょう。 まとめ〜無理せず、一歩ずつ準備していきましょう〜 うつから復職する場合は、復職後までを見据えた準備が大切になってきます。 5章で述べたように、復職後のうつの再発を防ぐというのは大きな課題です。 復職前の準備の中には、あなたが復職後に調子を崩してもまたすぐに回復する方法を身につけるということも含まれています。 休職を繰り返さないためにも、気分が落ち込んだときに有効な行動や、うつからのリハビリ法も心がけるようにしましょう。 ただし、あなた一人だけでがんばる必要はありません。 主治医を適切に頼りつつ、家族や友人、職場の人などへも自分のことを相談しましょう。 そうすると、きっと復職はうまくいきます。 また、 うつ病からの復職は同じ会社・同じ部署だけに限らず、転職という可能性も考えられますtじす。 転職を考える際には、第一に主治医のアドバイスに従いつつ、就職エージェントや就労移行支援事業所など、うつ病の就労者に理解のある機関を頼ることをおすすめします。 就職後の職場定着までサポートしてくれるところもありますので、有効に活用してください。 この記事が、うつからの復職を目指すあなたの一助となったなら幸いです。 さて、私たちキズキビジネスカレッジは、うつ病や発達障害を抱える方が、様々なビジネススキルを身につけながら自分の障害と向き合うことをサポートする、就労移行支援事業所です。 キズキビジネスカレッジの特徴は、あなたがあなた自身のことを理解するための「自己理解」に力を入れていること、英語・会計・マーケティングなど高度なビジネススキルを身につけられることです。 あなたに合ったスキル、働き方、仕事を、私たちと一緒に見つけてみませんか? まずは【】をご覧の上、ぜひご相談ください(ご相談は無料です)。

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うつ病で休職した会社へ復職するとき、会社から『復職の条件』として提示されやすい3つのこと

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うつ休職から復職して、まもなく1年です。 当初は6ヶ月をリハビリと割り切って、復職 しました。 1日,1週間,1ヶ月と積み重ねて、何とか 凌ぎました。 ベースとなる作戦、どのような苦しい時が あったのか、また、その際の対応を纏めて みました。 うつ病復職はゴールではなくスタート 復職者の大半は、短期間で再び休職する のが現実です。 1度休職した方の再休職率は、60% 程度です。 2度休職した方の70%、3度休職した 方の90%程度が再度休職となり、 最終的に会社をやめることになります。 復職はゴールではなく、スタートだと 考えられます。 会社サイドもその辺りは十分承知して います。 復職者に対して会社の産業医と連携し、 復職プログラムを組みます。 その前提があっても、先に示した厳しい 現実があります。 うつ復職時はリハビリ期間と割り切ることが必要 上記記事でも強調していますが、 復職開始 時期時はリハビリ期間と割り切ることが、 とても重要です。 休職時の家庭中心の環境から、復職時の 会社中心の環境に変わるだけでも、大きな ストレスアップです。 よくある ワーストケースは、復職した のだからもう大丈夫、 休職時を挽回 しようと頑張ってしまうことです。 急激な状況変化は、肉体的,精神的にも 負荷が大きすぎ、再休職になってしまう ケースを何度も見てきました。 復職したということは、少なくともお医者 さまと産業医が、復職可能な状態に回復 していると、判断下さっています。 ベースはあるのですから、絶対に無理は せず、少なくとも6ヶ月はリハビリ期間と 割り切って行動しましょう。 6ヶ月という期間は、それ以内に再び 休職になると、前の休職開始日から、 継続して休職していようカウントする 社則が多いためです。 休職関連の社則を、知っておくことを 強くお勧めします。 うつ病復職後の6ヶ月をいかに乗り切るか 復職前からの準備 上記記事でも触れていますが、休職時期 後半から復職後にかけて、 生活リズムを 安定させることが重要です。 会社の復職プログラムはバリエーションが 豊富です。 最初は出社だけでして、すぐに帰宅する ところから開始するケースもあります。 この場合の勤休は、出社扱いとは なりません。 休職時から、生活リズムを整えておけば、 この段階はスキップできます。 より大切なのは、生活習慣がフォームに なっていると、苦しい時でも自分にムチ 打つ量が減るためです。 復職後の乗り切りかた いきなり6ヶ月といっても、余りにも先が 長いので無理があります。 目標を細かく区切って、地道に積み重ねて いく必要があります。 まず、 最小単位は一日です。 会社に行く前が一番厳しい時間になります から、 朝一に体調がベストになるよう体調を 管理しましょう。 具体的には、 前日のストレス解消と、睡眠 時間の確保です。 次に、 1週間の過ごし方です。 やはり、 月曜日が一番厳しくなりますので、 月曜日に体調がベストになるよう体調を 管理しましょう。 1週間内では、 月曜日は絶対無理をしない、 水曜日まで頑張る、ここまでくれば、 惰性で木金は凌げます。 土日は肉体的,精神的にリフレッシュする ことを心がけましょう。 私は 休みも生活リズムを崩さないこと、 軽いジョギング等で リフレッシュする ことを心がけました。 体に負荷が少ない、 ウォーキング等も お勧めです。 軽い有酸素運動そのものもと、平日では 難しい 太陽光を一定時間浴びることで、 体内リズムを回復することが、目的です。 週以上の長い期間は、管理する必要はないと 考えます。 週の積み重ねが月であり、月の積み重ねが 半期,期といった具合です。 1年間でのピンチとどのように凌いだか 周期的な体調変化への対応 人間には肉体的,精神的に好調不調の周期が あります。 私は休職こそなかったものの、 うつ病服薬 治療を30年間続けていました。 その中で、私が心がけたのは絶対に無理は しないことです。 具体的には、 3ヶ月に1度の頻度で、肉体的, 精神的両方が共に悪い周期リズムがあり、 その日は無理をせず年休を取得していました。 今回は少なくとも6ヶ月は、年休を取らない ことを決めていました。 よって、2回ほど体調が悪く仕事にならない 日がありました。 生活リズム管理を徹底していたので、幸い 出社はできました。 出社後は、半日程度、実験室にこもって、 時間の経過を待ちました。 同僚の強烈なパワハラ 我々のグループは2チーム+1名に分かれて います。 プラス1名が仕事はできるものの、チーム ワーク,部下管理ができない人です。 私は現在はチームに復帰していますが、復職 当初はプラス1名のかたに面倒をみてもらう 体勢でした。 この方のパワハラが強烈でした。 実験室でデータ取りの仕事を任され、データの 纏め方が悪いと半日近く人格否定レベルで、 問いただし続けました。 私としては、自己認証感が少ない哀れな人 として、極力刺激しないよう対応し続け ました。 例外なくラインに乗って上が見えている 人は、パワハラをしません。 パワハラをする人は、ラインから外れ、それを 自分の中で消化できない哀れな人です。 といっても、パワハラの対象になると非常に 迷惑です。 私はパワハラ関連の会話は全て録音し、切り札 とすると共に、それをお相手にもほのめかし、 距離を徐々に取りました。 最近は社則で、ハラスメント行為は、一定以上の 水準を超えると出勤停止処分等になります。 下記記事も参考にしてみて下さい。 まとめ 休職から復職できることは、たいへん嬉しい ものです。 但し、肉体的には回復していても、ストレスを 受けながら仕事を不安なく回復できていません。 復職はゴールではなく、スタートと考えましょう。 復職時はリハビリ期間と割り切ることが、とても 重要です。 体調,精神面には波があります。 両者が良い状態の時に、頑張り過ぎてしまい、 その後、反動がくるケースがよくあります。 調子がよい時は、意識して押さえ気味にして 下さい。 復職後は、6ヶ月を乗り切ることがポイントと なります。 6ヶ月以内に再休職となってしまうと、前回の 休職から継続して休職カウントする社則が多い ためです。 休職期間が一定期間を超えると、社則の解雇 規定に当てはまってしまう場合が多いです。 一般的に2年程度が多いです。 傷病手当金の給付期間1年6ヶ月と、年次・ 積立有給休暇を消化しきった辺りです。 ご自身の場合を確認してみてください。 無理せずに、病状と上手く付き合っていくことを、 こころがけましょう。 うつ病の関連記事を、グループ分けして、 まとめ記事として、整理してみました。

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うつ病から復職までのステップ

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こんにちは。 キズキビジネスカレッジの寺田です。 この記事を読んでいる あなたは、うつ病が理由で転職を検討しているのではないでしょうか? 特に仕事内容や職場の人間関係が原因でうつになったなら、「いますぐ転職したい」と思うのは当然の流れかもしれません。 それ以外の原因でうつになったり、原因がわからなかったりしても、「環境を変えたい」と思って転職したくなることもあるでしょう。 しかし、 うつになったからといっていきなり転職活動を行うのではなく、慎重に行動することをオススメします。 転職するにせよしないにせよ、ある段階をきちんと踏んだかどうかで、その後の社会人生活が大きく変わるからです。 私自身、ある企業で勤めていたときにうつ病で休職した経験があります。 休職当初は転職を考えていたのですが、諸々の段階を踏まえたことで、復職し在籍を続けました。 その後うつ病とは無関係な理由で転職をしたのですが、休職期間中の行動はその後の社会人生活の充実に影響があったと実感しています。 そこで今回は、 私の経験も踏まえて、うつを抱えている人が転職をはじめる前に考えるべきこと、しておいた方がいいことを解説していきます。 この記事が、転職を考えているあなたの助けになれば幸いです。 うつで転職する前にまずは休養を取りましょう 転職活動を始める前に大切なのは、「休養を取ること」です。 いまの職場からすぐにでも離れたいのはわかりますが、うつ症状が強いときは判断力や思考力が鈍っています。 加えて、うつ状態が安定しないまま、働きながら転職活動までしようとすると、体力が保たなくなりがちです。 結果、 後になって「あれは間違いだった」と後悔するような性急な結論を出してしまう可能性が高いのです。 まずは、あなたの身体と心を少しでも回復させることに集中しましょう。 転職を考えるのは、休養の後でも遅くありません。 後述するポイントを意識すれば、うつからの転職活動が成功する可能性が高くなります。 うつであることを伝えるかどうかは、どちらでも構いません。 「体調が優れず、業務に支障が出ているから休みたい」というシンプルな伝え方で大丈夫です。 もちろん、この時点で転職を見越していることを伝える必要はありません。 うつが回復する過程でいまの職場に留まった方がいいと考えが変わることもありますので、転職のことは伏せておくのがよいでしょう。 公的な文書である診断書があれば、労働契約法第五条の「労働者の安全への配慮」に基づき、職場も休暇を認めます(本来、休暇申請があれば診断書がなくても認めるのが当然ですが)。 逆に、うつの診断書を提出することで、上司・職場の側から長期の休職を打診されることもあります。 主治医とも相談して、長期療養が必要だと感じたときは休職を取るようにしてください。 休職を取ることには以下のようなメリットがあります。 有給休暇の残数を気にせずに療養に専念できる• 会社と距離を置いて進退について冷静に考えられる 一度落ちついて気持ちをリセットできるというのが、休職を取ることの利点です。 一方でデメリットがあることも事実です。 給与の支給が保障されていない• 昇進が遅れる可能性がある 正確には、いずれも企業・団体によって扱いが異なります。 特に休職時の給与の扱いは就業規則に定められており、一定期間であれば給与を保障している会社もあります。 一度、確認を取ってみるとよいでしょう。 ちなみに、休職することになった際は、上司の対応や同僚の反応をよく観察しておくことをおすすめします。 いまあなたが身を置いている会社が労働者に配慮できる優良企業かどうかを見極めるよい機会になるはずです。 回復につながるだけでなく、現職が「ホワイト」かどうかを吟味する材料にもなるため、転職を迷っている方は一度休職するのもよいでしょう。 やはり転職した方がいいと判断した場合は、転職に向けた準備を始めていく必要があります。 その際は、この後の3章で詳述する確認事項に注意しつつ、転職活動を進めていくとよいでしょう。 特に、 うつの症状に理解のある主治医、就職エージェント、就労移行支援事業所といった第三者の意見を仰ぐことが大切です。 一方で、転職せずに現職に留まるのもよいのではないか、と迷う方もいると思います。 先述のとおり、例えばわたしは以前転職を見越して休養を取っていたのですが、その際の現職の対応や転職の不安定さを目の当たりにして、考えを改めたひとりです。 うつが強いときには早く転職したいとばかり考えていたのですが、距離を置いてみることで現職のよい面が見えてきました。 結果的にその判断は間違っていなかったと、いまでも思っています。 重要なのは、転職によって本当にあなたの生活が楽になるのか、うつの要因は現在の職場環境にあるかどうかを吟味することです。 それをよく考えた上で、転職を決めた場合は転職の理由が明確になっていることでその後の活動もうまく進みやすくなります。 休養期間中に転職と復職のどちらがいいかを天秤にかけて、じっくり判断してみましょう。 うつに関連して、転職と復職どちらがいいかを判断するのに役立つ3つの事例 ここでは、 うつを理由に転職するのと復職するのと、どちらがいいかを判断する材料として、事例を3つ紹介いたします。 繰り返しになりますが、大切なのは、「転職によって本当にうつが楽になるのか、働きやすくなるのかどうか」です。 場合によっては2番目の事例のように、復職後に異動を経ることで転職と同じ効果が得られることもあります。 なお、個人の特定を避けるために、これから挙げる事例は趣旨を歪めない範囲で一部事実を変更してありますので、その点はご承知おきください。 それでは以下の3つの事例を参考に、転職と復職のどちらを選ぶかを考えてみましょう。 わたしの同僚に、仕事が原因でうつの診断を受けて1か月ほど休養を取った人がいます。 その人は転職を考えて休暇を取得していましたが、その期間に以下のような点を考え直したそうです。 仕事のうち、何がうつと関係するか• 自分にはどんな仕事が向いていて、どんな仕事が向いていないのか• 仕事の進め方の中に、うつになる要因があったのではないか 上記を考えることで、うつになった原因はその企業・職種全体にあるわけではなく、特定の業務だけがどうしても自分に合わずに負担になっていることに思い至って、現職に留まることにしたとのことです。 そして、その 合わない業務については上司に相談して担当を替えてもらうという対応を取ってもらっていました。 休養中にうつになった理由を吟味することで自分の適性を知り、現職に留まることにしたという事例です。 これは、わたし自身の経験になります。 わたしは1年近い長期休職のあとで復職しましたが、 勤務に慣れたところですぐに異動したことで環境が変わり、旧部署で感じていたストレスから解放されました。 この場合に大切なのは、復職後に上司との面談を念入りにおこなうことです。 どういった業務であれば健康に働けるのかといった希望をしっかり伝えることで、その点を斟酌したうえで異動させてもらえる可能性が高まります。 わたしの場合は、環境だけでなく業務内容もがらっと変わったことで、転職と同じような結果になり、うつを寛解させることができました。 転職をする前に異動をさせてもらえないかを検討するのもひとつの手です。 実際にうつがもとで転職した知人の話になります。 その人の場合は過労死ラインを超えるような残業が続いたことでうつになり、休職後により労働時間の少ない企業へ転職しました。 その人はオーバーワークがうつの原因だとわかっていたこともあり、 労働時間の少なくなった転職後はうつ状態から脱することができて、いまでは健康な生活を送っています。 労働時間だけでなく、通勤時間も減らすことができた点も、うつが改善した理由のひとつのようです。 うつからの転職活動をするときの確認事項4点 さて、ここからはうつの人が具体的に転職活動をする際の確認事項を解説していきます。 転職活動をする前に確認しておきたいことは、大まかに4つあります。 主治医は就労に賛成しているかどうか• うつであることをオープンにするかどうか• 精神障害者保険福祉手帳を取得するかどうか• 専門家や支援者がいるかどうか 転職活動において狙うべき採用枠が変わってくる事項もありますので、一つずつ詳しく見ていきましょう。 医師の診断に従わずにうつが重いまま転職活動をはじめると、症状が悪化して回復が遅れてしまう可能性があります。 また、先述したようにうつのときは判断力や体力が低下しています。 仮に就職先が決まってもそのころには疲れてしまって、着任直後にまた休みはじめてしまうということにもなりかねません。 転職活動をする際は、まず主治医やカウンセラーなどに相談して、自分のうつの状態を確認してからにしましょう。 うつをオープンにして就職活動・就労を行ういわゆる 「オープン就労」の場合、「障害者枠」へのエントリーが可能になります。 うつへの配慮を受けながら働きたいという方は、この障害者枠(オープン就労)の転職がよいでしょう。 一方で、うつをできるだけ非開示にして働きたいという方には、 「一般枠(クローズ就労)」がオススメです。 基本的には、 障害者枠は配慮を受けられる分だけ給与や雇用枠の選択肢が少なく、一般枠は給与や雇用枠の選択肢が比較的多くなるといった違いがあります。 うつを含む精神障害を抱える人の就職一般については以下の記事にまとめてありますので、よろしければ目を通してみてください。 先述した障害者枠への転職を希望する場合には、この精神障害者保健福祉手帳が必要です。 精神障害者保健福祉手帳は、居住地の市区町村窓口にて申請が可能です。 税金の控除や交通機関の割引等の優遇措置も受けられます。 なお、 精神障害者保健福祉手帳の有無は、一般枠の応募・採用には関係ありません。 手帳を持っていても一般枠を受けることはできますので、ご安心ください。 通常の転職活動と違って、うつでの転職活動は、就職後の職場定着までをふくむ様々な事例に触れた上で就職先を考える必要があります。 うつの状態を客観的に見て判断してくれる専門家・支援者の存在があった方が、転職を有利に進めることができるのです。 専門家・支援者としては、前にも挙げた主治医やカウンセラーのほかに、後述する就労支援事業所や転職エージェントなど、うつを抱えた人の転職に理解のある機関がおすすめです。 転職したあとにうつが再発しないようにサポートをしてくれる場合も多いので、そういった就労支援サービスを活用するとよいでしょう。 うつからよい転職先を見つけるためのポイント4点 それでは具体的によい転職先を見つけるときのポイントとはなんでしょうか? オープン就労でもクローズ就労でも、基本的には体調不良者に対する配慮が行き届いた企業かどうかが分かれ目になってきます。 ここからは、うつで転職する人に適した就職先を見分けるポイント4点を順に見ていきましょう。 2014年に労働安全衛生法が公布されて以来、2015年12月にはストレスチェック制度が義務化されるなど、労働者のメンタルヘルスへの取り組みが重視されるようになりました(参考:厚生労働省「ストレスチェック制度導入マニュアル」)。 それに伴い、コンプライアンスの面でもメンタルヘルス研修や産業医面談の充実といった、うつや障害のある人への配慮を前面に押しだす企業が増えてきています。 経営陣や人事担当者がメンタルヘルスに理解のある企業であれば、クローズ就労であってもきちんとケアをしてもらえるため、職場定着もスムーズに進むはずです。 転職先を探す際には、採用ページにメンタルヘルス対策への取り組みが記載されているかを確認してみてください。 特に重視してほしいのは、休職制度が整っているかどうかという点です。 福利厚生には社会保険が含まれる「法定福利厚生」と、育児・介護休職や住宅補助などが含まれる「法定外福利厚生」の2種類があります。 法定福利厚生は前提として、法定外福利厚生は企業によってかなりばらつきがあるため、しっかりと確認を取っておくことが必要になります。 実際に休みを取るかは別にして、休職制度が整っているだけでも安心感は変わってくるかと思います。 また、 福利厚生に力を入れているというのは、従業員への配慮の表れでもあります。 もし福利厚生の点で曖昧な説明しかしてもらえない企業があれば、従業員の心身の健康に関心が薄い可能性を疑った方がいいかもしれません。 うつが原因で転職活動をする場合は、福利厚生制度に気を配るようにしましょう。 うつ病にかかっている方は、どうしても調子の波に左右されやすいと思います。 たとえば「冬季うつ」や「気象病み」という言葉がありますが、寒暖差や気圧の変化にさらされると体調を崩してしまうことがありますよね。 例えばフレックス制や裁量労働制などの柔軟な勤務形態を取っている企業であれば、職場定着がスムーズに進みます。 全体的にはそういった仕組みがなくても、個別の事情に応じて一時的な短時間勤務への切り替えなどが可能かどうかということも確認しておくとよいでしょう。 勤務時間を減らして健康になったら通常通りに働くというパターンが当たり前のように受け入れられている企業であれば、うつや障害への配慮も行き届いている可能性が高いです。 うつで転職をするときは勤務形態が柔軟かどうかを確認するようにしましょう。 ただし、「通常の転職」と同様に気をつけるポイントもあります。 それは、 給料・ボーナス・昇給・昇進などの待遇や、通勤時間・経路・手段、休日の曜日・日数などです。 特に職場にうつの原因があった場合、「その原因がない職場であればどこでもいい」などと考えてしまいがちです。 例えば、「残業時間が短いのであれば、給料は多少低くなっても構わない。 通勤時間が伸びても大丈夫」などといったことです。 実際に、「給料が下がっても、快適に働けるために、総合的には状況がよくなった」事例は珍しくありません。 しかし、「この給料だと、思ったよりも生活水準が変わるな…」「通勤時間が長いと、ストレスが溜まるな…」などという状況になることもありえます。 「うつ病を経験した自分」に合う職場を探すことはもちろんですが、それ以外の待遇などについても、「自分が仕事・職場に求めること」が何なのかを、しっかり確認しましょう。 うつで転職したい人に役立つ就労移行支援事業とは? これまでうつで転職する際にはチェックしておくべきポイントを解説しました。 しかし、先述したようにすべてを自分一人で確認して就職先を探すのは難しいことです。 そこで わたしがオススメしたいのは、法律に基づいて設置されている就労移行支援事業所の活用です。 就労移行支援事業所は、うつなどの精神障害を持っている人を支援するサービスであり、転職活動に役立つスキルを身につけたり、精神的なサポートを受けたりすることができます。 負担額が無料かどどうかなど気になる点が多々あるかと思いますので、以下に詳しく解説してきます。 就労移行支援事業とはなにか 就労移行支援事業とは、障害者総合支援法に基づいて行われる、障害のある方向けの就労支援サービスです。 就労移行支援を受けるためには、原則として、次の3つの条件を満たす必要があります。 原則18歳から65歳未満であること• 一般企業への就職または仕事での独立を希望していること• 精神障害、発達障害、身体障害、知的障害や難病を抱えていること なお、対象となる「障害」などの内容は、随時見直しがされています。 詳細は厚生労働省のウェブサイト、地元の役所、各支援事業所などでご確認ください。 障害の程度や勘案すべき事項を踏まえた上で、お住まいの各地区町村にて、個別に利用の可否が判断されます。 また、サービスを受ける上で障害者手帳の所持は必須ではなく、医師や自治体の判断によっても利用可能です。 ちなみに、利用可能期間は最長24か月と長期にわたります。 うつがなかなか安定せずに転職活動が進まないという人でも、安心してサービスが受けられるでしょう。 就労移行支援事業所を利用するメリット それでは就労移行支援事業所に通うメリットにはどのようなものがあるのでしょうか? 大きなものを3つ挙げることができます。 最低0円の自己負担で利用が可能• 症状に合わせた豊富なサービス内容• 就職ごの職場定着までサポートがある 負担額についてもっと知りたいという方は、地元の役所や各事業所に確認してみましょう。 また、サービスの内容には以下のようなものがあります(事業所によって異なります)。 メンタル面での相談• 履歴書の書き方や面接の指導• ビジネスマナーの習得• パソコンの操作など、基本的なビジネススキルの学習• 会計やプログラミングなど、高度なビジネススキルの学習• 企業インターンの紹介• 就職後の定着のための、職場・本人とのミーティング 上記のように、 転職前の準備から転職後の仕事の進め方までサポートを受けることができます。 ほとんどの支援所は、無料相談・無料見学・無料体験利用を行っていますので、お近くの事業所や支援内容が気になる事業所に問い合わせてみることをオススメします。 まとめ〜まずは休養し、今後のことを考えましょう〜 この記事では、うつで転職をする前に確認すべきことから、転職先を探す際のチェックポイントまで解説してきました。 転職するか現職に留まるかは、一概にどちらがよいとは言えません。 一度休養して、どちらがよいかをしっかり検討しましょう。 その上で、転職する場合、成功させるためには、医者や就労移行支援事業所などの専門家・支援者を頼りましょう。 そうすることで、自分に合った転職先を見つけられる可能性がぐっとあがります。 一刻もはやく今の職場を離れたいと思っているかもしれませんが、焦りは禁物です。 ぜひここで解説したことを参考にして、うつでも働きやすい環境を見つけてください。 本記事が転職活動を成功させる助けになることを祈っています。 さて、私たちキズキビジネスカレッジは、うつや発達障害の方のための、就労移行支援事業所です。 就労移行支援事業とは、一般企業での就職や、仕事で独立する事を目指す障害者の方の、本人に適した職場への就職・定着を目的として行われる、障害福祉サービスの1つです。 ADHDであることが診断書から明らかな場合などは、国の補償で最低0円から就労支援を受けられることもあります。 キズキビジネスカレッジの特徴は、会計・ファイナンス、マーケティング、プログラミング、ビジネス英語などの高度で専門的なスキルを学べる講座やプログラムを用意していることです。 少しでも気になる方は、【】をご覧の上、お気軽にお問い合わせください(ご相談は無料です).

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