米津玄師lemon歌詞。 米津玄師「Lemon」歌詞の意味(解釈)とは?

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米津玄師lemon歌詞

『Lemon』は愛する人を失った「わたし」の歌である。 ドラマ『アンナチュラル』は不審死した死体を解剖する研究所を舞台にしたドラマであり、それを受けて作られたのがこの曲だった。 そして米津は楽曲制作中に祖父を亡くし、それが楽曲の出来栄えを大きく変えてしまったと語っている。 引用: というほどだからかなりのものだ。 死者を思う場として教会がMVの舞台に設定されていることからも、 この曲は愛する人との死別を歌っていることは間違いない。 それでは細かく歌詞を解釈していこう。 ジレンマと皮肉 Aメロはジレンマと皮肉が続く米津玄師らしい価値観で歌詞が書かれている。 夢であって欲しいことが現実で、現実であって欲しいことが夢。 自分があなたに必死で隠していたことは、もう決して暴かれることはない。 今やあなたに知ってほしいとさえ思っている。 このような永遠に解決できない地獄、これが米津玄師が愛しい人を失って感じたことなのか。 どこへ帰れないのか サビの感覚はかなり共感できるところがある。 会えない人との思い出は、なぜか楽しかったことよりも辛かったことばかり思い出してしまうものだ。 あなたへの愛はもう戻れない心の深くまで染み込んでしまったから、忘れることができない。 愛はすでに別れの悲しみに変わったのに、 元の自分には帰れない。 だから心の中に雨が降っている。 雨が降り止むときは悲しみが終わり、あなたを忘れるとき。 あなたが光でなくなるとき。 肌で感じる喪失感 2番のAメロ、あなたを視覚ではなく触覚で感じる。 その手触りこそあなただった。 たしかにそこに居た。 今はもう居なくなってしまった。 そのことに対して自分が出来るのは、ただ泣くことだけ。 やはりこの歌は、死別について歌っている。 Bメロで横顔と出てくるのは、あなたと自分がずっと側に寄り添っていたから。 だから咄嗟に出てくる表情は正面ではなく、横顔なのだ。 魂の不滅 2番のサビではあなたの魂の不滅を願いながらも、自分と同じ苦しみを味わっていないことを祈っている。 死によって消えてなくなったのではなく、どこかであなたが続いていてほしい。 でもどうか苦しまないで。 このジレンマも米津らしい。 あなたが天国にいるイメージと、心象風景の光が重なってくる。 素直な言葉で Cメロではこれまでの詩情や、死への思いは鳴りを潜め、ただ あなたへの率直な思いが素直な言葉で溢れだす。 ここまでリスナーを惹き付けてきたレモンの匂いや、雨、肌の触感。 情景を充分に与えた上で、誰にでも共感出来る言葉が流れる。 これが彼の詞のバランス感覚だ。 レモンはあなたとわたし ラストサビで切り分けられてしまったレモンは、2度と元に戻ることはない。 あなたとわたしの関係を例えている。 わたしにとってのあなたのように、あなたにとってもわたしが光でありますように。 自分自身もレモンの片割れに例えたのは、そんな祈りがあったからだろう。 この場面には彼のエゴも見えてくるのだ。 レモンの断面は神や仏の背中から指す光によく似ている。 鮮やかな黄色と車輪状に入ったスジ。 昔の人にとって神仏が目の前に現れなくとも、絶対的な希望であったように、わたしにとってあなたは光なのだ。 決して見ることは無いとしても。 歪つな果実 米津玄師は無意識のうちにレモンを選んだと語っているが、CDのジャケットに自らレモンを描いたように、 その形は強いイメージとしてあったはずだ。 球になりきれない歪な いびつ 形こそ、レモンの持つ特徴である。 果物と言えば甘いものなのに、レモンは苦くて酸っぱい。 それなのに花言葉は情熱だったりする。 どこかズレている。 アメリカ人がレモンというとき、それは「不完全」「できそこない」を意味するのである。 そのズレた印象が『Lemon』全体と重なってくる。 最後に曲タイトルが出て、逆再生されているようなMVは一般的なものからズレている。 恋人を想う歌なのに、悲しい思い出しか出てこない歌詞も。 あるいは恋するあなたが登場人物なのに、そこに歌われているのが米津の祖父への想いであることも。 MVでハイヒールを履いている米津玄師自身も。 全てが歪み、ズレている。 そして レモンは歪な形だからこそ、球体と違い、切り分けられた片方としかペアになれない。 この歪みこそ、例え相手が亡くなってどうにもならないとしても、その人の姿を追い求めてしまう人の愛の歪さを示している。

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米津玄師

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米津玄師さん自身初となるドラマ書き下ろしの主題歌がlemonです。 ちなみに、lemonが収録されているシングルのlemonの表紙のイラストは米津さん自身が描いているそうです。 曲も作れて、歌えて、絵も上手で本当にセンスしか感じません。 "アンナチュラル"とは 出典: lemonが主題歌にもなっているドラマ「アンナチュラル」はどんな物語なのかも先に触れていきます。 の恋人・をはじめ、複数の女性を殺害した疑いのある高瀬(尾上寛之)が警察に出頭。 しかし、遺体損壊は認めたものの肝心の殺害については否定する。 殺人を立証できる証拠もなく、たちは歯がゆさを感じながらも、高瀬を殺人罪で裁くため検証を続ける。 参照: ドラマでは、 「不自然な死」を究明することで今を生きている人の未来を救おうとする主人公の姿が描かれています。 米津玄師のlemonとはどのような繋がりがあるのか 「死」「未来」といったワードで繋がってくるんじゃないでしょうか? 米津玄師が"lemon"にかけた想い Youtubeの動画でlemonの制作秘話が載っていました! 曲自体の解釈・解説を始める前に米津さんがどんな想いでlemonを制作したのかかいつまんでご説明します。 「傷ついた人達を優しく包み込むような曲」をイメージして作られた曲でしたが、作って行くにつれて 「あなたが死んで悲しいです。 という自分の気持ちをひたすら吐露する4分間になってしまった」と米津さんはコメントしていました。 米津さん自身の実体験に基づいた曲がlemonだと解釈できます。 米津さんがツアーをこなす中でlemonの楽曲制作中に、米津さんの祖父が亡くなりました。 "lemon"は亡くなったお祖父さんに向けたレクイエムなのかもしれません。 参照: "lemon"歌詞・MV解釈 lemonの解釈を進めて行く上で、私ごときが解釈をするのが恐れ多くなるぐらいに米津さんのlemonは 深く美しすぎる世界観が広がっているように感じました。 米津さんの取材で見つけた解釈の意味と私が lemonのMVや歌詞に対して感じた意味を書いていきます。 "lemon"の意味 出典: レモン 檸檬 を示す花言葉には"誠実な愛"という意味が込められています。 歌詞やMVを見ている人も "誠実な愛"の印象は伝わってくると思います。 また、レモンは有名な絵画の "最後の晩餐"にも描かれています。 キリストと弟子達が食事をする後ろのレモンの木は、レモンの効能の一つである解毒の効果を 「救済」として意味しています。 他にも有名な絵画の"パーンの神話"でも、レモンの木が愛の象徴として森の精の 「悲哀」を描いています。 「誠実な愛」「救済」「悲哀」 この意味を見ても分かるように、米津さん自身の愛する人への想いや悲しみ、誠実さが表現されていて、lemon以上にこの曲にあうタイトルはないように感じました。 失ったヒトへの想いが溢れる歌 「夢ならばどれほどよかったでしょう」と現実を受け入れられない様子が描かれていて、 「あなたのことを夢にみる」「忘れた物」「古びた思い出」にあるように、 誰か大切な人を失ったことを嘆いていることが解釈できます。 大切な人を失って夢にその人が現れたり、思い出を回想しています。 そのシーンが女性が一人の部屋で踊っている様子なんじゃないかと思います。 米津玄師を主人公として、失った女性への想いを歌やMVで描いています。 もう伝えることが出来ない過去 「戻らない幸せがあることを最後にあなたが教えてくれた」 彼女が亡くなって初めて もう戻ることができない幸せだった日々に気づけたことを表現しています。 歌詞の中で 「暗い」ではなく「昏い」の漢字は当てられています。 「昏い」は「暗い」とは違い、全く光がない状況ではなく 日が暮れて明かりが少なくなってきたことを示します。 他にも 「物がはっきりと見えづらい状態」などを意味しています。 彼女に言えないかった"もやもやした過去"が言えないままでお別れをしてしまった。 だから、伝えたかった事を言えないままでもう伝えることはできないともういない彼女に向けて言っているんじゃないでしょうか。 ハイヒールに隠された意味 そしてこのシーンのMVでは 米津さんがハイヒールを履いている印象的なシーンがあります。 私はこのシーンをみて 「忘れられない彼女を側で感じるため」彼女が愛用していた靴を履いているのかな?と解釈していました。 男性がハイヒールを履いていれば好奇の目で見られますが、周りの目を気にせずに貴方の事を全部愛しています。 ハイヒールは二人にしか分からない共通項になています。 「もう会えないけれど貴方との思い出を大切に生きている」そんなメッセージが込められています。 参照: 異質に感じるMV 「あの日の苦しみ」が示すのは大切なヒトを失った日や悲しみに溺れた日々だと解釈できます。 「あなたとともに」の歌詞があることからも、 見えないけれど貴方はずっと私の心の中にいる。 だから「今でもあなたはわたしの光」なんじゃないかと考えられます。 またMVでは米津さんの周りにいる人は、外国の方で視線が米津さんと異なっていて何か違和感を覚えます。 それは、 米津さん自身が感じている自身の異質さだったり、見ているものや支えになっている物が違う事を印象的に表現していると感じました。 綴られた暗闇の日々 「暗闇であなたの背をなぞったその輪郭を鮮明に覚えている」 覚えているというのは過去のことを示していることから、大切なヒトを失って真っ暗になっていたときのことを表現しています。 「もう会えない。 触れられない。 貴女の笑顔が見れない」そんな現実を突きつけられるたびに涙が溢れてしまうそんな過去の心境だと解釈できます。 MVの中でも、人々が円になって座っている中で女性の後ろ姿が「他とは違う何か」を感じされられます。 女性はもうこの世にはいないことが印象付けられます。 貴女のことを私は見ることができないけど、 「私が知らない 見えない 貴女は今何をして何を見ているの?」 そんなメッセージが歌詞から読み取れます。 私のことをどうか忘れて欲しい。 貴女が私のように会えなくなって寂しさの中に生きているなら、辛い思いをしているなら私のことを忘れて欲しい。 もう会えなくても大切なヒトを忘れられないで、米津さん自身が大切に思っていることが描かれているように感じます。 MVでは、女性の動きは悲しそうに激しく動いています。 また一瞬逆ピースのようなポーズをとります。 普通ピースは手のひら側が見えますが、手の甲側のピースが映っています。 そういう風に逆にすることはこの世にいないことを示すそうです。 「私も哀しいけれど大丈夫だよ」そんなメッセージが入っているんじゃないかと思いました。 息苦しさ 貴女と別れることで、 自分が思っていたよりも愛していたことに気づいた。 ずっと一緒だったのに今こうして一人になったことが信じられない。 貴女がいなくて息苦しい。 そんな想いが綴られているんじゃないかと思います。 切り分けた果実の片方の様 *歌詞が同じ部分の解釈は割愛させていただきます。 最後の歌詞の中で違うのは 「切り分けた果実の片方の様に今でもあなたはわたしの光」の部分です。 果実は二つに切っても元は一緒で別のものと考えられることはありません。 そんな風に、貴女と私も切っても切れないものでこれからもずっと貴女との思い出を大切にします。 そんな思いを檸檬に例えていると解釈しました。 解説まとめ 大切なヒトを失ってしまった苦しみ 苦味 と共に、大切なヒトとの思い出は道しるべともなるんですね。 「貴女のことが本当に大切でした」 そんな大切な人を失った悲しみと感謝を伝えるレクイエムに感じました。 最後まで読んでいただきありがとうございます。

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米津玄師『Lemon』歌詞の意味は?ハイヒールが意味する理解されない想いとは?ドラマ「アンナチュラル」主題歌

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昨年、DAOKOとコラボした映画主題歌「打上花火」が大きな話題となり、MV再生回数1億回を突破した米津玄師。 自身のアルバム『BOOTLEG』も、累計30万枚を超える大ヒットを記録した。 ニコニコ動画出身の米津は、これまでもCMや映画、アニメ作品のテーマソングなどを手がけてきたが、新曲「Lemon」は初のドラマ主題歌に(TBS系金曜ドラマ『アンナチュラル』)。 先行配信された同曲は、オリコン週間デジタルシングル(単曲)ランキングで4週連続で1位、累積50万DL突破と絶好調だ(3/19付)。 当初はネットユーザーや若者を中心に支持を得ていた米津だが、もはやその広がりは全世代をも巻き込みつつある。 新たなステージに立とうとしている米津、現在の心境を聞いた。 歌謡曲とか、先人たちが積み上げていったものをひもといていく。 例えば、「蛍の光」を聴いたら寂しくなるし、なぜだかわからないけれど懐かしく感じたり、グッときたりする。 歴史に根ざしているものを自分の中に取り入れて、構築して、音楽に反映するにはどうしたらいいかと考えながら作業をしているんです。 だから、年配の方にも受け入れられていると聞くと、このやり方は間違っていなかったんだ、と少し安心します。 というか、人の多いところにあまりいきません(笑)。 もしかしたら気持ちが戻るかもしれないけれど、なんでもシェアする文化についていけなくなっている。 これは、僕がシェアされる側になってしまったから思うことかもしれないですけど。 放送後に感想をツイートしていますが、客観的に楽しめていますか? 米津玄師 これまでタイアップをやらせていただいたアニメや映画は自分にも馴染みがあったんですけど、ドラマはあまり観てこなかったんです。 だから、自分の歌声がドラマから流れてくるなんて小っ恥ずかしいし、不思議な感じ。 でも、手前味噌ですが、物語にとても合っていると思います。 いいシーンで流してくれているので、ドラマスタッフさんの愛を感じますし、美しい作品と出会えて幸せです。 ドラマ自体が人の死を扱う内容ですが、僕も音楽を作るうえで死というものを重要視しているので、リンクする部分があって。 米津玄師 人間は誰しも死んでしまうもの。 そこから逆算しないと、力があるものは生まれてこないと僕は思っているんです。 これは音楽に限ったことではなくて、例えば平昌五輪でも選手は驚異的な努力の末にメダルを獲得しましたよね。 彼らの選手生命は、ものすごく短い。 そういった美しい瞬間やものを作るには、死に対する哲学がないと、足腰が立たないものになってしまう気がします。 この曲を作っていたのは全国ツアー中で、地方公演から戻って数日深く潜ったら、また公演のために出かけるといったことを繰り返していた時期。 ステージに立つ日は無理矢理にでもスイッチを切り替えていたので、ただただ疲れ果てていきました。 そんなスケジュールの中、ギターで1コーラスを作り始めた頃に、僕の祖父が亡くなったんです。 人の死を扱う曲を作っている時に肉親が亡くなる…これはなかなか思うところがありました。 僕自身、死を見据えているつもりでいたけれど、果たして正しかったのかどうか。 かなり悩んで、完成までには今まで以上に時間がかかりましたね。 でも、あやふやなものとして死を扱っていたところに、実体としての死が飛び込んできたので、考えざるを得ない部分がありました。 最終的にはドラマサイドの方々に喜んでいただけたので、良かったと思っています。

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