叙述 トリック おすすめ。 【厳選】会社休んでも読め!叙述トリックの神様、折原一のおすすめミステリ5選!

叙述トリックでどんでん返し系のおすすめの小説3選!

叙述 トリック おすすめ

8歳で児童文学賞を受賞し天才少年と呼ばれた小松原淳は、なぜ富士の樹海に消えたのか? より引用 24年前に発表された作品ですが、今読んでも全然古びていません。 一人の人間の伝記を書くために取材をしていく、というこれだけ聞くと地味なのに、先の読めない展開にぐいぐいと引き込まれる作品。 限られた登場人物だけで、ここまで先が気になって読み進められる小説は中々ないと思います。 そして、私自身この作品を読んでいる間に『え~!』と何度叫んだことか…。 どんでん返しが何度もあるので、600頁強もある長編ですが全く飽きることはありませんでした。 多くの実在する事件をもとに様々な事件が描かれ、これでもかってぐらい読者を騙し、攻めて攻めて攻めまくる手法はさすがとしか言いようがありません。 著者自らが自信を持ってオススメしてくれている良作です! 東北で大地震が発生した。 多くの支援活動が行われる中、大学生の和磨は、バスをチャーターして援助活動に参加する「ボランティアバス」を主催することに。 行方不明になった父親の痕跡を探す姉弟に出会う女子高校生の紗月。 あることから逃亡するため、無理やりバスに乗り込んだ陣内などさまざまな人がそれぞれの思惑を抱えてバスに乗り合わせるが。 驚きのラストが感動に変わる! より引用 気持ちは持っていても、なかなか1歩が踏み出せない災害復興ボランティア。 東日本大震災で被害を受けた集落の復興支援を行う『ボランティアバス』に乗った人達がそれぞれの視点から語る優しいミステリーの連作短編集。 ボランティアに参加する方、受ける方の思いが静かにスーッと心に入ってくる1冊です。 人が人を助ける理由を主軸に、多面的にボランティア活動を描き、魅力的な登場人物をつくり、そこにミステリとしての楽しさを盛り込んだ素敵な作品。 そして、読み終えた時の大どんでん返しは驚き! 最終章での驚きと感動は本当に気持ちいいですよ!! 弁護士・御子柴礼司は、ある晩、記者の死体を遺棄した。 死体を調べた警察は、御子柴に辿りつき事情を聴く。 より引用 御子柴弁護士シリーズの1作目。 過去に世間を震撼させた事件を犯した少年が、弁護士となったお話。 御子柴弁護士は、依頼人から高額報酬を受け取る一方で、カネにならない国選弁護人も引き受けます。 物語は、御子柴弁護士が死体を遺棄する場面から始まります。 悪徳弁護士かと思いきや、法廷で検事や証人を追い詰めじわじわと真相を暴いていく様がかっこいい!過去は過去で、暗いモノを背負ってはいますが、贖罪の人生を歩んでる御子柴。 誰もが見逃しがちな真犯人に気づき、どんでん返しで暴いてくれます。 児童養護施設・七海学園に勤めて三年目の保育士・北沢春菜は、多忙な仕事に追われながらも、学園の日常に起きる不可思議な事件の解明に励んでいる。 そんな慌ただしい日々に、学園の少年少女が通う高校の文化祭の日に起きた、校舎屋上からの転落事件が影を落とす。 警察の見解通り、これは単なる「不慮の事故」なのか? だが、この件に先立つ春から晩秋にかけて春菜が奔走した、学園の子どもたちに関わる四つの事件に、意外な真相に繋がる重要な手掛かりが隠されていた。 より引用 七海学園の子どもたちが通う高校で起こった転落事故を描いた『冬の章』を軸に、春から秋までの章が挿入される形をとった連作短篇集。 本作は、単体でも充分おもしろいのですが『』の続編となっていますので、できれば順番に続けて読むと面白ろさがグッと増します。 児童養護施設で起きる日常の謎を解明しながら働く保育士の春菜。 ある日、学園の子が通う高校で、屋上からの転落事故が起きます…何度も何度も騙されながら謎解きを繰り返して、最後に驚愕。 終盤に明かされる転落事故の真相は、衝撃を通り越して読者に痛みを伴います。 噂に違わぬ傑作ですのでミステリーファンなら絶対に読んでおきたいおすすめの一冊です。 探偵役は、若き弁護士とリバーカヤック仲間のフリーター。 孤児院育ちの美女が生家探しを弁護士に依頼に来て、手がかりは捨てられたときに残された日記くらいだと言う。 具体的な地名はいっさい出てこない代わりに、20年前の殺人と蘇るミイラの謎が書かれた日記をもとに調べ当てると、思わぬ新たな殺人が起こる。 最後のどんでん返しまで、目が離せないジェットコースター新感覚ミステリー。 より引用 孤児院育ちの女性が、自分の生家を探してほしいと弁護士の川路の元に訪れます。 手掛かりは捨てられた当時、赤ん坊の自分と一緒に置いてあった叔父の日記。 ただその日記には普通では考えられない奇妙なことが綴られていて… 魅力的な謎が次々とだされ、それが解かれたらまた違う謎が…という愛に溢れた作品。 出だしからものすごく引き込まれますし、トリックも満載!テンポも良くて面白いのですが、一つの話の中にちょっと盛り込み過ぎな感はあります。 そんな謎の数々を、最後に全てまとめて解決するのではなく、何度もどんでん返しを踏まえて解決していく展開がお見事な一冊。 夜見山北中学三年三組に転校してきた榊原恒一は、何かに怯えているようなクラスの雰囲気に違和感を覚える。 同級生で不思議な存在感を放つ美少女ミサキ・メイに惹かれ、接触を試みる恒一だが、謎はいっそう深まるばかり。 そんな中、クラス委員長の桜木が凄惨な死を遂げた! いまだかつてない恐怖と謎が読者を魅了する。 より引用 主人公が転校した先のクラスに漂う、奇妙な違和感。 『いないもの』とされる謎めいた同級生のメイと、同級生たちと周辺の人々に起こる不幸…。 呪い?最後の章でようやく関係者のみに語り継がれてきた三年三組の秘密が知らされます…。 この負の連鎖を止める事は出来るのか?転校生である主人公の視点で語られるお話。 とにかく不気味で、違和感だらけなのに何が起こっているのかが分からない…。 全体的にジメジメとしたホラー作品で本格ミステリーではないのですが、そこは さすが新本格物の名人!ホラーの中にも伏線の張り方から叙述トリックまでしっかりと健在。 アニメ版もおすすめです! 一家惨殺事件のただひとりの生き残りとして新たな人生を歩み始めた十一歳の少女。 だが彼女の人生はいつしか狂い始めた。 「人生は、薔薇色のお菓子のよう」。 呟きながら、またひとり彼女は殺す。 何がいたいけな少女を伝説の殺人鬼にしてしまったのか? 精緻に織り上げられた謎のタペストリ。 最後の一行を読んだ時、あなたは著者が仕掛けたたくらみに戦慄し、その哀しみに慟哭する…。 より引用 フジコもお母さんも怖い、でも一番コワイのは……もうびっくり。 イヤミスの中でも代表的な作品でイヤミスの名に違わず全編に渡り救いがない物語。 貧困や虐待の連鎖、学校でのいじめ、フジコが感じる劣等感がすごくリアルに描かれていて読んでいてとてもつらい。 両親と妹を何者かに殺された主人公フジコ。 小学生から成人になるまでに幾たびと沸き起こる殺人の衝動。 どこまでも続く残虐な負のスパイラル…。 物凄く辛い内容とは裏腹に、文章は凄く読みやすくてアッという間に惹き込まれてしまいますよ。 そして、後書きで鳥肌! 夢想家のお嬢様たちが集う読書サークル「バベルの会」。 夏合宿の二日前、会員の丹山吹子の屋敷で惨劇が起こる。 翌年も翌々年も同日に吹子の近親者が殺害され、四年目にはさらに凄惨な事件が。 優雅な「バベルの会」をめぐる邪悪な五つの事件。 甘美なまでの語り口が、ともすれば暗い微笑を誘い、最後に明かされる残酷なまでの真実が、脳髄を冷たく痺れさせる。 より引用 夢想家のお嬢様たちが集う読書サークル『バベルの会』。 格式高く異様な家柄での事件を怪談話のように書き上げた連作短編集です。 こちらの作品、 どの短編にも最後の一言に背筋が凍るような恐怖が隠されています。 独特な少し古典調な語りで恐さを誘うミステリー調ホラー。 内容はかなりダークですが、登場人物はみんな浮世離れしているので気が重くなるようなことはありません。 清らかな文章の中に潜む残酷な真実…痺れます。 5つの短編集なんですが、どの話が一番と決めきれないほど良作揃い!個人的には『玉野五十鈴の誉れ』のオチが秀逸だと思いました。 誰にも求められず、愛されず、歯車以下の会社での日々。 簡単に想像できる定年までの生活は、絶望的な未来そのものだった。 死への憧れを募らせる孤独な女性にかけられた、謎の人物からのささやき。 「本当に死ぬ気なら、1年待ちませんか? 新境地を開いた驚愕のミステリー。 より引用 自殺志願の30代OLの前に「本当に死ぬ気なら一年待ちませんか?」と命の取引がもたらされます。 一年後に訪れる眠るような死を希望にして日々を生きる女性と、不可解な共通点のある三人の服毒自殺者の謎を追う雑誌記者。 最後の一文がたまらなくいい!死へと近づいていくので全体は重苦しく鬱々した雰囲気ですが、 設定が重苦しい分、爽やかな読後感が味わえます。 このギャップがとても印象的な作品。 叙述ミステリーがメインではなく『生きること』をテーマにした一冊としても素敵な作品。 依田いつかが最初に感じた違和感は撤去されたはずの看板だった。 「俺、もしかして過去に戻された? 」動揺する中で浮かぶ一つの記憶。 いつかは高校のクラスメートの坂崎あすなに相談を持ちかける。 「今から俺たちの同級生が自殺する。 でもそれが誰なのか思い出せないんだ」二人はその「誰か」を探し始める。 より引用 突然3ヶ月前にタイムリープした依田いつか。 元の記憶を辿るとその間に同級生の自殺があった事実を思い出すのですが、肝心な名前や特徴の記憶だけが欠落していて自殺者の特定ができません。 自殺を阻止するため同級生あすな達と共に容疑者を探し始めます…。 一人の男子のタイムスリップから始まり、一人の生徒の自殺をチームで阻止するという設定。 それぞれの場面で各自が熱く青春をしていて、心に響くものがある作品。 いろんな展開を想像しながら読みましたが、 ラストは予想の上の上をいってました。 タイムスリップの謎まできちんと回収されますよ!そして、あの物語と繋がりがあったり、あの人があの物語のあの人だったり…これぞ辻村ワールド!この作品が気になった方は、読む前に是非『』を読んでおいて下さいね。

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叙述トリックでどんでん返し系のおすすめの小説3選!

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主人公は、ノンフィクション作家の五十嵐。 通りかかったアパートから火が出ているのを発見します。 そこには、両手両足を縛られ、無残にも焼け焦げた女性の死体がありました。 それから立て続けに事件は起こり、7人目の被害者となったのは残酷にも五十嵐の婚約者である水沢舞だったのです。 現場の証拠からすぐに犯人は捕まり、無期懲役の判決が下って事件は終わったかに見えました。 しかしある日、犯人の河原から五十嵐に手紙が届きます。 それは自身の無罪を訴えるものでした。 最初は取り合わないでいましたが、調査をすすめていくと、河原の無罪を証明するに至りました。 そしてこれは、新たな事件の幕開けを意味していたのです。 本当の犯人は誰なのか、事件の結末はどうなるのか、二転三転する展開に目が離せません。 予想外の結末が待ち受ける、大ヒット叙述トリック小説『仮面山荘殺人事件』 叙述トリックを駆使した華麗などんでん返しが魅力的な、東野圭吾による長編推理小説。 読みやすくスリリングなストーリー展開で読者を魅了する大ヒットミステリーです。 ビデオ制作会社を経営する主人公の樫間高之は、婚約者の森崎朋美との結婚式を目前に控えていました。 ところがそんなある日、朋美の運転する自動車がガードレールを突き破り崖から転落。 朋美はそのまま死亡してしまいます。 それから3ヶ月後、高之は朋美の父であり森崎製薬の社長を務める伸彦から、森崎家の所有する別荘への招待を受けたのです。 別荘には森崎一家と高之の他、伸彦の秘書の下条玲子や朋美と親友だった阿川桂子など、男女8人が集められていました。 穏やかな時間を過ごしていた8人でしたが、「朋美は殺されたのではないか」と1人が言い出したことで、一同に微妙な空気が流れます。 そんな時、突如別荘内に逃亡中の強盗犯が侵入。 8人は人質として捉えられてしまいます。 緊迫感漂う雰囲気の中、最初の犠牲者が出ることになり、物語の展開からどんどん目が離せなくなってしまいます。 強盗犯とのやりとりにはハラハラさせられ、徐々に別荘内にいる誰もが怪しいのではないかと思わされてしまいます。 作品内に仕掛けられた全てのトリックが明かされた時、思わず膝を打ち、その鮮やかさに脱帽してしまうことでしょう。 文章はとにかく読みやすく、叙述トリックものは初めて読むという方でも、安心して読めるのではないでしょうか。 トリックの鮮やかさに感激する一方、登場人物たちそれぞれの思いにも切なさを感じる作品です。 ミステリー好きにはお馴染みとなっている作品ですから、まだ読んだことのない方はぜひ挑戦してみてくださいね。 赤川次郎の最高傑作と評される、魅力的な小説『マリオネットの罠』 1981年に執筆された、赤川次郎の長編処女作品。 予想を大きく裏切る衝撃の展開が話題を呼び、今なお多くの読者から高い評価を受けている作品です。 フランス留学から帰ってきた修一は、大金持ちの峯岸姉妹が暮らす館で、住み込みの家庭教師をすることになりました。 館には峯岸姉妹と自分、そして2人のお手伝いさんがいるだけだと聞いています。 ですが滞在するうち、修一は姉妹の言動やお手伝いさんの動きに違和感を覚えるようになり、この館には誰かがもう1人いるのではないか?と思うようになりました。 そんなある日、修一は館に地下室があるのを見つけ、そこに閉じ込められている美しい女性を発見したのです。 かわいそうに思い、女性を逃がしてやった修一でしたが、それからというもの、街では恐ろしい連続殺人が起こるようになり……。 「館」シリーズ第1作となる、綾辻行人のデビュー作です。 本格ミステリーの先駆けとなった作品で、1987年に本書が刊行されたのをきっかけに、日本のミステリー小説の人気が一気に高まりました。 「角島」という孤島には、奇妙な形をした「十角館」と呼ばれる建物が建っています。 半年前この島では、十角館の建築者である中村青司の自宅が全焼。 焼け跡から、中村青司を含めた4人の他殺体が発見されるという、凄惨な事件が発生していました。 そこに興味を示したのが、ある大学のミステリー研究会に所属する7人のメンバーです。 彼らはお互いを「エラリイ」「ポウ」「アガサ」といった、有名ミステリー作家にちなんだニックネームで呼び合い、謎の多い事件が発生したこの島へ、興味津々やってきたのでした。 一方本土では、元ミステリー研究会の会員だった河南孝明の元に、中村青司を差出人とした、謎の告発文が届きます。 島では7人のメンバーがひとりずつ殺されていき、本土では死んだ筈の人物からの、告発文の謎について調べられていきます。 一章ごとに孤島と本土を行ったり来たりしながら進んでいく展開に、どんどんのめり込み時間を忘れて没頭してしまいます。 犯人がわからない中、仲間が次々と殺害されていき、島から出ることもできない恐怖にハラハラドキドキすることでしょう。 そして終盤、読者の目に驚愕の一行が飛び込んできます。 その一行によって全てが繋がる、華麗すぎる種明かしに興奮せずにはいられません。 叙述トリックを使ったミステリーの醍醐味を、これ以上ないほど濃厚に味わうことができます。 普段ミステリーは読まないという方にも、自信を持っておすすめできる1冊です。 秀逸な叙述トリックに舌をまく傑作ミステリー『龍神の雨』 多彩なトリックを巧妙に仕掛け、読者を翻弄する実力派ミステリー作家、道尾秀介によって執筆された本作。 ある事情を抱えた、2組の兄妹(兄弟)の姿を描いたこの作品は、大藪春彦賞を受賞しました。 父が出ていき、母までも事故で亡くしてしまった蓮と楓は、継父と3人で暮らしています。 暴力を振るい、妹にある悪戯をしたらしい継父のことを、蓮は殺したいと思っていました。 一方、母を海の事故で亡くし、父を病気で亡くした辰也と圭介は、継母と暮らしており、辰也は母を殺したのが継母ではないかと疑っています。 そして圭介は、母が死んだのは自分のせいではないかと苦しんでいました。 この2組の兄妹(兄弟)が、雨をきっかけに運命を交差させることとなり、人生を大きく変えていくことになるのです。 殊能将之のデビュー作品。 読者の先入観を巧みに利用した叙述トリックによって、驚愕の真実が明らかになる人気ミステリーです。 メフィスト賞を受賞しました。 美しい女子高生を絞殺し、遺体の喉にハサミを突き立てるという猟奇的な連続殺人事件が発生しました。 マスコミはその惨忍さを大きく取り上げ、犯人を「ハサミ男」と名付けます。 その頃、次のターゲットを探し求めるハサミ男は、聡明な女子高生、樽宮由紀子に目をつけ、彼女の身辺を念入りに調べ上げていました。 ところが、ハサミ男が殺害を実行しようとしたその夜、何者かに殺害された由紀子の遺体を発見してしまい、しかも喉には銀色のハサミが突き立てられていたのです。 模倣犯はいったい誰なのか。 真犯人を探し出すべく、ハサミ男は調査へと乗り出します。 はじめに語られる「二つの顔」では、ひとりの男が描かれます。 ある時、彼のもとに1本の電話が入りました。 都内のホテルで妻が殺された……。 それを聞いた男は動転します。 聞いたこともないホテルで妻が殺されるはずはないのです。 「契子なら、まだついさっきまで、この絨緞の上に横たわっていたのである。 私が殺した。 この手で、この寝室で私が殺したのだ。 」(『夜よ鼠たちのために』より引用) 物語は二転三転し、意外な結末を迎えます。 他の物語もアイディアが秀逸で、最後まで騙されることは間違いなし。 連城は短編を得意にしていたといわれる作家なので、彼の索引を堪能するのにもおすすめの作品です。 春に読みたい叙述トリックミステリー『葉桜の季節に君を想うということ』 主人公の成瀬将虎は、自称「なんでもやってやろう屋」。 以前は探偵事務所に勤めていたこともありましたが、すぐに辞めてしまいました。 高校時代の後輩である清に「元探偵」と見栄を張ったことが原因で、清が想いを寄せている女性に関する相談を受けることになります。 それは、悪徳業者の詐欺被害の調査でした。 そして同じ頃、将虎は地下鉄で飛び込み自殺をしようとした麻宮さくらを助け、このことをきっかけに親しくなり、彼女に惹かれていくのです。 詐欺事件と、物語のキーマンになる麻宮さくらとの関係を軸に、物語は展開していきます。 全編にわたって仕掛けられた壮大なトリックとは、どのようなものなのでしょうか。 ぜひ葉桜の季節に読んでみてください。 叙述トリックを用いて描かれる連続美女殺人事件『ロートレック荘事件』 1990年に発表された筒井康隆の名著『ロートレック荘事件』。 ちなみに筒井といえば『時をかける少女』などのSF作品で有名ですが、本作のように叙述トリックを用いた実験的な作品も数多く残しています。 舞台となっているのは、木内文麿という実業家が所有している、山奥の瀟洒な別荘です。 季節は夏の終わり。 このロートレック荘に2つの家族が集まり、バカンスを過ごすところから物語は始まります。 しかし優雅なバカンスは、銃声によってあっという間に終わりを迎えてしまいました。 どうやら被害者は窓の外から拳銃で撃たれたよう。 警察が到着し、捜査がおこなわれるなか、それをあざ笑うかのように第2の事件が起きて……。 鈴木は自身のことを全知全能の神だといい、猫殺しの犯人もわかるそう。 さらに望みとあらば、罰も与えられるというのです。 芳雄は、犯人が捕まらなければ、天罰を下してくれるようお願いしたのでした。 本作は、児童向け推理小説のシリーズ「講談社ミステリーランド」で発表されました。 しかしこの後に続く衝撃的な展開と、子ども向けにしては後味の悪すぎるラストに驚きを隠し切れません。 自称「神様」の予言どおりに起こる事件、下されていく制裁を目の当たりにした芳雄は、どのような行動をとっていくのでしょうか。 卓越した叙述トリックが楽しめる、おすすめの小説をご紹介しましたがいかがでしたでしょうか。 ミステリーを読み慣れていない方でも、十分楽しめる作品ばかりですから、興味のある方はぜひ読んでみてください。

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【厳選】会社休んでも読め!叙述トリックの神様、折原一のおすすめミステリ5選!

叙述 トリック おすすめ

にやにやと笑みを浮かべながら女風呂を覗いていた坂木は、俺の視線に気が付くと一目散に逃げていった。 この文章にある坂木を、あなたは男性と女性、どちらだと思ったでしょうか。 多くの方は坂木を「男性」だと認識すると思います。 それは、多くの方の中に女性風呂を覗くのは「男性」だろうという先入観があるためです。 では物語のなかで、後にこの坂木が「女性」だと判明したらどう思うでしょうか? 今まで坂木を「男性」だと思っていた読者は、自分の認識の外から物語をひっくり返されることになります。 このように 読者の先入観などを利用し、事実を誤認させるトリックを 「叙述トリック」といいます。 これから叙述トリックを使ったおすすめの小説をご紹介しますが、それ自体が 作品のネタバレに繋がります。 叙述トリックと知らずに読むから面白い、というこでもあります。 ですから、 自分で叙述トリック作品を見つけたい方は、この記事に絶対目を通さないでください。 普段あまりミステリーを読まないからこそ知識を入れておきたい、どうしても叙述トリックの作品を知りたい方は、参考にしてみてくださいね。 傑作! 有名な叙述トリック小説 乾くるみ『イニシエーション・ラブ』 『』 乾くるみ 著 、文藝春秋 映画にもなった言わずと知れた人気作。 1980年代後半バブル時代、合コンの席で出会った主人公とマユ。 「最高傑作のミステリー」とも呼ばれているこの作品。 最後の2行で物語の意味合いががらりと変わります。 間違っても、途中で見てはいけませんよ。 歌野晶午『葉桜の季節に君を想うということ』 『』 歌野晶午 著 、文藝春秋 叙述トリックといえばこちら! 悪質な霊感商法の調査を依頼された、私立探偵の成瀬の物語。 保険金殺人をめぐるミステリーと恋愛、2つが軸になっています。 第57回日本推理作家協会賞、第4回本格ミステリ大賞など、2004年に多数のミステリーの賞を受賞した傑作です。 道尾秀介『向日葵の咲かない夏』 『』 道尾秀介 著 、新潮社 終業式に欠席した友達の家を訪ねたミチオ。 なんとミチオは、その友達が首をつって死んでいるのを発見します。 直木賞作家が描く叙述トリック作品。 「僕は殺された」という友人の無念の思いを背負って、ミチオが事件を追うことになります。 陰惨な事件の先に待ち受ける結末は果たして? 我孫子武丸『殺戮にいたる病』 『』 我孫子武丸 著 、講談社 東京の繁華街で猟奇的殺人を繰り広げるサイコパス蒲生稔。 この男は、なぜ簡単に人を殺すようになってしまったのか……。 稔、母親の雅子、元警察の樋口の3人の視点で展開されます。 サスペンス性があり、最後まで目が離せない本作。 3つの視点が重なり合い、やがて想像を絶する結末を迎えます。 綾辻行人『十角館の殺人』 『』 綾辻行人 著 、講談社 謎の殺人事件がおきた孤島に建つ、不気味な十角形の館。 終盤に明かされる事実に、多くの方が唖然とすると思います。 筒井康隆『ロートレック荘殺人事件』 『』 筒井康隆 著 、新潮社 晩夏、ロートレックの作品が飾られた郊外の洋館に集まったエグゼクティブな青年と美女たち。 優雅なバカンスを共に過ごすはずだったその館で美女が次々に殺されていく。 アガサ・クリスティ『アクロイド殺し』 『』 アガサ・クリスティ 著 、早川書房ほか 未亡人のフェラーズ夫人、その夫人と再婚が噂された富豪ロジャー・アクロイドが殺されてしまいます。 殺人事件に居合わせた探偵ポアロが犯人を探し当てる、人気の「私立探偵ポアロシリーズ」の3作目。 自分なりに誰が犯人なのか考えていたら、見事に騙されました! 殊能将之『ハサミ男』 『』 殊能将之 著 、講談社 女子高生連続殺害事件の犯人である通称「ハサミ男」は、自分と同じ手口を使って殺された3番目の犠牲者となる女性を発見します。 グロいシーンも多いですが、その結末には驚かされます。 伊坂幸太郎『アヒルと鴨のコインロッカー』 『』 伊坂幸太郎 著 、東京創元社 引っ越したアパートで出会った青年に、なぜか本屋襲撃の話を持ちかけられた主人公。 交錯する過去と現在。 伊坂幸太郎さんが描く叙述トリックを使った傑作ミステリー。 2007年に公開された映画版では、原作のトリックを映像上で見事に表現されていました。 東野圭吾『ある閉ざされた雪の山荘で』 『』 東野圭吾 著 、講談社 ある演出家によって集められた、俳優志望の男女たち。 次々に劇団員たちが殺されていくのですが、これは本物の殺人なのか? それとも舞台稽古なのか? と、惹きつけられる展開に。 驚愕の結末を、見逃さないでくださいね。 知る人ぞ知る叙述トリック小説 麻耶雄崇『蛍』 『』 麻耶雄崇 著 、幻冬舎 10年前に、作曲家の加賀螢司が演奏家6人を殺したファイアフライ館。 新感覚の叙述トリック作品『蛍』。 全てのお話で叙述トリックが使われているわけではありませんが、傑作が非常に多いです。 鳥肌が立つような描写や、乙一さんならではの耽美的な雰囲気を堪能できる一冊です。 綾辻行人『殺人鬼』 『』 綾辻行人 著 、新潮社 双葉山を訪れた親睦団体「TCメンバーズ」。 トリックの巧みさは言うまでもありません。 スリリングな展開を味わえます。 ただし、スプラッタが苦手な方はご注意を。 たくさんの人が血しぶきをあげて切られていくので、かなりグロテスクです。 入間人間『たったひとつの、ねがい。 』 『』 入間人間 著 、メディアワークス 彼女と心を通わせ、交際を続けてきた主人公が結婚の話を持ちかけた。 一見すると恋愛ものかな? と思えるような表紙からは想像もつかない内容です。 予備知識なしに見ていただきたいですが、心臓の弱い方、グロテスクな描写が苦手な方はご注意ください。 乙一『暗黒童話』 『』 乙一 著 、集英社 事故が原因で、女子高生の「私」は記憶と一緒に左目をなくしてしまう。 乙一さん初の長編ホラー作品。 幻想的な読み味の叙述トリックを楽しめます。 「私」の身に覚えのない映像は、何を意味しているのでしょうか……。 佐藤友哉『水没ピアノ 鏡創士がひきもどす犯罪』 『』 佐藤友哉 著 、講談社 工場で働く青年、少女を守る少年、とある屋敷での殺人事件。 「鏡家サーガ」シリーズの3作目。 語られる3つの陰惨な話が絡み合い、それが1つになる瞬間は感動しました。 その後、物語は想像を絶する結末を迎えます。 伊坂幸太郎『砂漠』 『』 伊坂幸太郎 著 、新潮社 大学で出会った5人の男女の物語。 ミステリー色もありながら、これぞ青春! が詰まっている作品です。 物語はもちろんのこと、登場人物たちがとても魅力的に描かれています。 爽やかだけれどちょっぴり切ない、そんなお話をお求めの方はぜひ。 綾辻行人『どんどん橋、落ちた』 『』 綾辻行人 著 、講談社 傑作宣言 あなたは、この謎が解けるか? 帯より 表題の「どんどん橋、落ちた」を含む、5つの短編集。 犯人を当てたかったのですが、かなりエキセントリックな内容に、しっかり騙されました……。 良い意味で、脳が疲れます。 叙述トリックの名手、折原一さんが贈る作品。 折原さんはこの作品に限らず、多数の叙述トリック作品を発表しています。 まずは本作を読んで、他の作品も手に取ってみてくださいね。 物理トリックを得意とする北山猛邦さんが手掛ける叙述トリック作品。 <城>シリーズの3作目にあたりますが、シリーズ間の繋がりはないため、本作から手に取っても問題ありません。

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