ハクビシン 中国。 ハクビシンを食べる。おいしい害獣クッキング

ハクビシンや野生動物が与える感染症とは?

ハクビシン 中国

ハクビシンは、中国語で「果子狸」と表記する。 タヌキに似ており、文字どおり果実(フルーツ)を好んで食べるジャコウネコ科の動物だ。 野生動物のくせに手先が器用で、ご丁寧にもミカンの皮をむいて盗み食いをする。 果樹園を荒らす害獣ハクビシン 日本語では「白鼻芯」という漢字が当てられているとおり、ハクビシンは鼻筋が白いタヌキっぽい生き物だ。 ネコ目ジャコウネコ科の動物であり、日本ではおもに四国地方に生息している。 ハクビシンは、中国や東南アジアでは「おいしい肉」として認知されているようだが、日本国内でわたしたちが口にする機会は皆無といってよい。 『』(田中康弘・著/エイ出版社・刊)には、高知県のミカン果樹園を荒らすハクビシンについてのルポタージュが掲載されている。 駆除したのち食べるのだ。 ミカン農家とハクビシンの戦い ミカンの敵は、シカとハクビシンだ。 1個のミカンが実るためには25枚の葉っぱが必要なのだが、それを野生のシカが食べてしまう。 葉っぱを守ることができても、実ったミカンをハクビシンがつまみ食いする。 高知県で果樹園をいとなむ長野さんは、くやしい思いをしていた。 やられたらやりかえす、倍返しだ。 しかし、たとえ害をなす獣(けもの)であっても、日本国内では許可なく駆除することを許されていない。 ネコやイヌを虐待から守るための「動物愛護法」があるように、害獣といえども「鳥獣保護管理法」によって取り扱いが厳密に定められているからだ。 ハクビシンは「鳥獣保護管理法」によって「狩猟鳥獣」に指定されており、免許を持っていれば狩猟期間中は捕獲が許可されている。 くだもの農家なのに狩猟免許を取得した長野さんは、やがて箱罠(はこわな)によって駆除に成功する。 ハクビシンを味わう 「ミカンの被害は肉で弁償してもらう」 その言葉通りに、長野さんは鹿や猪の肉を経済に変えている。 食肉処理や販売の免許を取得して地元の産直市場で売っているのだ。 ここまでやる人は実は非常に珍しい。 有害駆除で仕留められた獣の有効活用が全国で叫ばれているが、実際にはそのほとんどが未処理で廃棄されている。 (『日本人は、どんな肉を喰ってきたのか?』から引用) 狩猟といえば「銃」を思い浮かべるかもしれないが、ハクビシンは「箱罠」で捕獲できる。 いまはAmazonでも買えるらしく、1個につき1万円程度で入手可能だ。 ハクビシンの調理方法を説明しよう。 まずは、吊るして血抜きをしたのち皮をはぐ。 内蔵をごそっと抜き取り、部位ごとに切り分けていく。 ハクビシンは小さな動物であり、家庭用サイズのまな板におさまるので解体しやすいそうだ。 ロース、ヒレ、モモ肉に切り分ける。 本書『日本人は、どんな肉を喰ってきたのか?』では、ハクビシンの焼き肉とハクビシンのすき焼きが紹介されている。 臭みはなく、脂は牛肉よりもあっさりしており、噛めば噛むほど味がにじみ出てくるそうだ。 日本人の肉食文化と殺生観 さかのぼること縄文時代から、日本に住む人々はあらゆる肉を食っていた。 生きるために「食べられるものは何でも食べていた」と言ったほうが正確だ。 サル・キツネ・ムササビなど、古代のゴミ捨て場である「貝塚」からはさまざまな動物の骨や歯が出土されている。 弥生時代以降に農耕技術が発達すると、肉食への依存度が減っていく。 肉よりも穀物のほうがカロリー効率が良いからだ。 しかもコメや麦などは大量に貯蔵できるので、獣をあわてて追いかけまわす必要もなくなっていった。 だが、中世以降の日本人が肉を食べなかったわけではない。 たしかに、日本書紀には肉食禁止令らしきものが記録されている。 奈良時代である675年には「ウシ・ウマ・イヌ・サル・ニワトリ」の殺生禁止令が布告されるが、農作業の動力源としての家畜の保護が目的であり、指定されていない動物の肉ならば食べても良かった。 日本の仏教において、肉食を禁止しているというよりも、動物を殺すこと(殺生)を禁じている意味合いが強い。 浄土真宗は肉食を禁じていないし、禅宗においても「布施された肉」を食べることがある。 多くの宗派は、食欲を満たそうとして「殺生」することを忌避しているのだ。 その後、鎌倉時代~江戸時代にいたるまで、肉食を汚らわしいものであると忌避していたのは、「祭祀」に関わる人々、貴族仏教を信仰する人々であって、武家や庶民のあいだではよく食べられていたようだ。 日本の場合、魚や鳥肉のほうが好まれていたというだけで、むかしの日本人が獣肉の味を知らなかったわけではない。 「おなじ穴のムジナ」も食べられる 『日本人は、どんな肉を喰ってきたのか?』では、ハクビシン以外の獣肉についても知ることができる。 イノシシ猟については、本州と沖縄のちがいが興味ぶかい。 寒冷地と亜熱帯では、表皮の処理方法や肉のさばき方が大きく異るからだ。 その理由とは? 日本のむかし話で「タヌキ汁」をよく見かけるが、ほんとうに食べられるのだろうか。 猟師のなかには「タヌキなんて臭くて食えたもんじゃない」という意見も多い。 タヌキの呼称はさまざまであり、地方によってはムジナと言ったりアナグマと言ったりする。 獣肉ハンターである著者は、大分県にてタヌキ汁の真相を知ることになる。 ほかにも、罠猟で仕留めた鹿肉しか使わないレストランや、北海道のトド漁についても取材している。 獣肉あるところに、かならず猟師あり。 解体作業を撮影したカラー写真がたくさん収録されているので、本書は単なるグルメ本にとどまらない貴重な資料集だ。 (文:忌川タツヤ) 日本人は、どんな肉を喰ってきたのか? 著者:田中康弘 出版社:エイ出版社 日本人は、魚や野菜、米ばかりを食べてきた民族だと思っていませんか? 答えはノー。 日本人は古来から獣を狩る、立派な肉食民族だったのです。 イノシシ、シカ、熊、ウサギ、タヌキにとどまらず、ハクビシンやトドまでを食べてきた日本人。 それは各地に残る食文化や昔話からも容易に理解できます。 そしてそれは、現在まで連綿と続いている食生活の様式なのです。 国内にすむほとんどの獣を標的にしてきた山猟師たち。 彼らに同行し、写真を撮り続ける著者は、2009年に『マタギ~矛盾なき労働と食生活』を記したカメラマンの田中康弘氏。 日本の最北端から最南端まで、各地に残る狩猟の食文化等を様々な角度から紹介します。

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ハクビシンは食べると美味しい?どんな味?代表的な料理や調理時の注意点も紹介

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Page1 昨年、猛威をふるったSARS。 悲しいことに今年も感染者が出始めてしまいました。 そして、人間の愚かさをあらわす出来事が起きました。 病気の原因は コロナウィルス。 風邪のように感染者と接触することにより、感染者が咳やくしゃみをするときに飛び出 したウィルスを浴びるなどして感染します。 感染後は2~10日間の潜伏期間を経た後、高熱や咳、呼吸困難等の症状が出ます。 *SARSの詳しい情報、及び昨年の状況等については、以下のリンクを参照ください。 昨年、一度ハクビシンが感染源と発表されたことがありましたが、すぐにそれは撤回され、ハクビシンに迷惑をかけただけでした。 しかし、ハクビシンやタヌキ等の 野生動物がSARSコロナウィルスに近いコロナウィルスを持っていることは多く、今も感染源として疑われています。 また、動物への感染テストによるとSARSは身近なペットであるすることが確認されており、野生動物だけでなくペットも感染源となることが明らかになっています。 とはいっても、日本の野生動物、及びペットが現在SARSコロナウィルスに感染しているかどうかという話になると、少し変わってきます。 まず、野生動物においては、現時点ではSARSコロナウィルスを持っているかという調査は行われておりません。 しかしながら、昨年あれほど全国的にSARSが流行したにも関わらず日本国内での感染例が無かったことを考えると、 国内の野生動物においては、人間が接触する機会の多い種類においてはSARSウィルスはもっていない、と考えることができると思います。 次にペットですが、こちらは不安要素があります。 現在、日本で流通しているペットの大部分は輸入されてきた動物たち。 昨年SARSの発生した国々からも輸入されていたわけですので、近い形のコロナウィルスは持っているかもしれません。 けれども、野生動物よりもより人間に近い場所にいるにも関わらず今までに人間の感染例があがってないわけですから、SARSウィルスをもっている可能性は低いと言えると思います。 そして、この人は今月SARS感染者と確定されました。 今回も感染源は不明なままなのですが、中国は昨年の経済的ダメージを考えてか、思いもしなかった行動に出ました。 ハクビシン大虐殺です。 野生動物を食べる習慣の残っている中国では、ハクビシンは食用に捕獲・売買されておりました。 そして、市場に出回っている ハクビシン約1万匹を殺処分したのです。 BSEに感染した牛やトリインフルエンザに感染したニワトリ等、感染源になる可能性を持つ食用、及び卵等食用品を産ませるために飼育している家畜を殺処分することはあります。 でもこれは、人間に感染することが確認されている感染症を持つ場合であり、 疑わしいだけで殺すことはありません。 これは日本だけでなく、世界的に同じだと思います。 しかし、 中国は疑いだけでハクビシンを殺しました。 それも安楽死とはほど遠い、消毒液におぼれさせ、溺死後に焼却処分という方法で。 ハクビシンの大虐殺については、中国政府が発表した段階で世界保健機構(WHO)が「感染源はまだ特定されていない。 ハクビシンについてもさらに調査する必要がある」と指摘し、 処分は時期尚早だと批判しました。 中国国内の動物愛護団体からは 「もともとはハクビシンを食べる人間の習慣に問題がある」と処分に反対の意見も出ました。 しかし、中国はハクビシンを殺し、今度はハクビシンを隠し持っていた者に1匹につき最高10万元(約130万円)の罰金を科すことを決めるなど、 ハクビシンをSARS感染源としてさらに追い詰めて行こうとしています。 *昨年中国が受けた経済的ダメージについては、以下のリンクを参照ください。 しかし、 現段階では誤りでしかなく、物事を冷静に見、判断できないことを証明したわけですから、世界的に評価を落とすものでしょう。 そして、多くの動物愛護団体、動物好きな人から嫌われる原因を作りました。 私たち日本人はハクビシンを食べる習慣がありません。 それゆえに、強く「なぜ食べないようにしないのか?」と思えてしまいます。 もともとハクビシンは臆病な野生動物。 人と出会っても逃げることが多い、接触する機会も多くはない動物です。 100歩譲って感染源だとしても、捕獲しなければ感染する可能性も無いのではないでしょうか? この先、SARSの感染源が明確になったときに ハクビシンが感染源ではなかったと判明したら、中国政府はどうするのでしょう? 大虐殺の結果は、謝ったくらいでは許されません。 今後、 動物愛護精神の無い国として厳しく世界からバッシングされていくのです。 今回のハクビシン大虐殺で考えの浅い、短絡的な国と全世界に知らせた中国。 ペット用に輸入販売もされており、決して簡単ではないけれど、ペットとして飼っている方もいます。 運良く新しい棲家を見つけられた子もいれば、 出会うとは思っていなかった車に跳ねられて死亡する子もいます。 また、人家に近い場所で暮らさねばならなくなったことにより、野良猫とエサを取り合わなければならなくなったり、犬に追いかけられたりすることもあります。 はたして動物が昔を懐かしむかどうかはわかりませんが、 人間のように「昔は自然が多くてよかった」と思っているかもしれません。 アライグマのように飼育スペースが凶暴化の原因と言われる動物もおりますが ハクビシンにおいてはそのようなことはありません。 やんちゃなこともしちゃいますが、 飼い主の努力があれば楽しい家族になります。 今、一番大変なことはハクビシンを飼うことよりも、それを見る まわりの目かもしれません。 動物は、どんな種類の動物も私たち人間と違う習性や特徴を持ち、 ものすごく興味深く、魅力的な生き物です。 ふれあうことが無くとも、 観察しているだけで動物は私たちにいろいろなことを教えてくれます。 ところが、必要以上に怖がったり、警戒してしまってはせっかく学べるチャンスを自ら無くしてしまいます。 特にお子さんのいらっしゃる方は、 自分の取る行動を子供が見ていることを忘れないようにしてください。 動物好きな子供に育てるのも嫌いな子供に育てるのも親御さん次第です。 SARSを恐れるな、とはいえません。 用心すべきです。 でも、 不確定情報に踊らされて動物を苦しめる必要は無いことを忘れないでください。 おすすめINDEX>>.

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ハクビシンってどんな鳴き声…?鳴き方や生態、対策を徹底解説!

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こんにちは「」の津田です。 今日の鳥獣害対策の知恵袋は、 ハクビシンによる被害対策についてです。 ハクビシンの生態から撃退方法までをご紹介します。 まずは生態を知ったうえで電気柵で撃退する、箱わなで捕獲するなど対策を行い、家の庭や田畑をハクビシンから守りましょう。 ハクビシンの生態 【ハクビシンの生態】 ハクビシンは、本来、東南アジアを中心に台湾、 中国に生息している 外来種です。 もともと日本にはいなかったと考えられています。 しかし、 ハクビシンの毛質はよくないので 放逐され、戦後になって個体数を増やしたと 言われています。 また、長い尾も特徴的です。 普通にみかけるネコよりも 少し大きいくらいのサイズです。 ハクビシンの糞尿被害の対策 先日、埼玉県でハクビシン被害に対応している 方にお話を聞いたところ、 市街地のハクビシンは、そのほとんどが人の住居を 昼のねぐらにしていたと言っていました。 住居侵入による 糞尿被害の対策としては、 まずは、ハクビシンが 侵入している 入り口を見つけて塞ぐこと です。 入り口が分からない!という場合や、 何かが家に入ってきているけどどんな動物か 分からない!という場合は 熱を感知して自動でシャッターが切れる 自動撮影カメラを、ここは通りそうだ!と 思うところに設置しておくと便利です。 これは、 シカ(71億)、イノシシ(56億)、 サル(16億)、ツキノワグマ(3億4千万)に 次いで5番目に高い被害額です。 被害の作物は、平成18年度のデータで イネ、マメ類、雑穀、果樹、飼料作物、野菜、 いも類などが報告されています。 「楽落くん」は、ハクビシンやアライグマなどの中型動物の専門家である 埼玉農業技術研究センターの古谷益朗先生が研究から開発まで手掛けており、中型獣やイノシシに対しての撃退効果が見込めます。 【楽落くんのおすすめポイント!】• 設置、片づけに関しても短時間で簡単にできますので電気柵 初心者の方でも安心です。 ネットと電気柵を合わせても地上高40㎝と高さが低いので、わざわざゲートを作って出入りしなくても 人間はまたいで中に入ることができます。 被害にあう農作物の 収穫時期のみの設置で効果が得られますので、メンテナンスも楽ちんです。 罠を使った捕獲には、捕獲許可や狩猟免許が必要ですので、 事前にお住まいの県や市町村へご確認ください。 次回は、最近よくハクビシンを見るので 身近な体験談をもとに ハクビシンの食性を紹介したいと思います。

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