リオ フォー ティア 年齢。 『プロメア』リオ・フォーティアがねんどろいど化:マピオンニュース

プロメアのストーリーや結末ネタバレ!上映時間や年齢制限は?|マシュとマロのふたりごと

リオ フォー ティア 年齢

FDPPにほど近い、美味いフィッシュアンドチップスを出すアイリッシュパブはユニの秘かなお気に入りだった。 休みを前に一杯引っ掛けて帰るかと局をそそくさと後にした彼は、しかし古式ゆかしいベルの音と共に店内へ足を踏み入れ、本日の選択を後悔することになる。 店に入ってすぐ目入る一枚板のカウンターに腕をつきグラスを傾けていたのが、いやでも目立つ成りをした自隊の隊長、ガロ・ティモスだったからだ。 思わず回れ右をして今すぐ店から出て行きたかったが、ガロがユニに気づく方が僅かに早かった。 「ユニ!」 衒いのない声がユニを呼び、入り口付近で固まっている彼に向かって手招きする。 『え、俺ら待ち合わせてましたっけ今日なんか約束してましたっけなんでそんなに満面の笑みで待ってるんですか俺は今からどうなっちゃうんですか…?』と、磨き上げられた木の床へぼろぼろと零れんばかりの問いかけが怒濤の勢いで脳内に浮かんでは消える。 それでも脚は自然と上司の元へ動き出すのだから、ユニの中にはしっかりと上下関係が染みついているのだった。 「おつかれさまです…」 少し前に職場を後にする姿を見送ったはずの隊長は、いつもの黒いTシャツにデニムパンツといういたって簡素な出で立ちだった。 そしてちらりと腕の時計に目を落とす様から、気の置けない相手との待ち合わせなのだということが想像できた。 「おつかれ、ここで飯? それとも待ち合わせか?」 「いや、人と会うわけでは…」 ないんですけど、という言葉はガロがバーテンダーを呼ぶ声にかき消された。 「んじゃなんか奢る」 「え」 「リオ待ちだから、付き合えよ」 にかっと笑った顔に他意は感じられない。 感じられないのだが、ユニはいまからここで酒以外の何かを咀嚼したり飲み込んだりするのは自分にとってひどく困難な事に思えた。 現場に出ているうちは業務に集中しなければいけなかったから雑念は自然と追いやられたし、局内では必要な連絡事項を交わす程度の会話に留めれば、どうにかガロを意識しなくて済んだ。 けれど、こんな風に二人並んで酒を酌み交わすには、まだ自分の気持ちが消化しきれていない。 「ネグローニを」 待っているバーテンダーに伝えた注文を聞いて、ガロがいいのか? と問いかける。 「なんか食わねぇの? ここフィッシュアンドチップス旨いぞ?」 「あ、いやうちに帰る前に軽く一杯と思っただけなんで…」 長居するつもりはありませんから! と言外に匂わせると、ガロはそっかと頷いて深追いせず、バーテンダーに「ナッツくれ」と追加の声を飛ばす。 グラスを弄ぶ節くれだった指に納まる銀の輪が、明かりを反射してチカリと光るのを見留め、ユニはすっと視線を逸らした。 酒場は一日を終えた人々のざわめきに満ちている。 その時二人の後ろを通った客らしき男性とガロがお互いの顔を見て軽く手を上げ、「今日相棒は?」「もうすぐ来るよ」と軽く言葉を交わす。 その間にユニは会話の穂を接がねばと頭をフル回転させたが、思考はうわ滑るばかりで何を話せば良いのか皆目解らない。 去っていく男の後姿を見送ると、ガロはユニへと向き直った。 「副隊長と、これから食事ですか?」 苦し紛れにユニから出てきたのは、彼にとって明らかに悪手と言える火中に飛び込む問いだった。 「んー、そう。 一番の隊長さんに掴まっててな、俺は小言食らいたくないから先に出てきた」 冗談めかしてグラスを煽る横顔はいつもの頼れる隊長のそれだ。 けれど僅かに見え隠れするのは、元同隊の先輩に対する気安さだろうか。 「じゃあフォーティア副隊長は…」 小言のただ中に置いてきたのかとユニの台詞に無言の非難を感じて、ガロはからからと笑った。 「わけねぇ。 あっちは仕事の話。 今度局内の若手集めて研修するだろ、仕切りは一番隊だけどリオはちょっと手伝ってるからその打ち合わせだ多分」 「あ、そうなんですね…」 咄嗟に出た発言がまるでガロを責めているように聞こえたことを察して、バツが悪くなったユニはこの場でこれから何を話しても墓穴を掘る予感に支配される。 いっそのこと…、といつの間にか目の前に置かれたネグローニを一気に半分煽ると、ガロが「お、良い飲みっぷりだな」と言いながら頬杖をついてユニをじっと見る。 「…なんですか」 「おまえそのフォーティア副隊長ってのは、癖なの?」 「?」 「いや、皆リオ副隊長って言うだろ? でもユニだけずっとフォーティア副隊長だから最初に呼び始めたまま癖ついちまったのかと思ってさ」 特別なのか、と聞かれた気がして思わずひやりとする。 ユニにとって、ガロから尋ねられること、聞かされる内容、視線ひとつに至るまで何もかもが意味深に思えた。 この人は自分を試しているのか、それとも牽制しているのか? この間起きたことを知っているのかいないのか。 繰り返す自問に解はなく、ガロへ何と答えるのが最良か言葉に詰まる結果、間を持たせるためぐいと酒を煽ることになる。 「癖、というか…」 しかしこれはユニの完全な疑心暗鬼で、ガロは全く他意なく自分の疑問をぶつけているだけだった。 そもそも身内に腹芸をするようなタイプではないのだが、まだ入隊して半年ほどのユニはそれを察しきれていない。 「畏れ多いというか」 「…なんか三年に一回周期で新入隊員からその台詞聞くな、畏れ多い」 うーん、と唸ったガロが杯を傾けるのを見てユニもそれに倣い、空になったグラスを掲げるとカウンター奥に向かって「同じのもう一杯!」と叫んだ。 「お前ピッチはぇーよ、やっぱりなんか食え。 兄ちゃん、こっちにフィッシュアンドチップス」 ひらひらと手を振り追加注文するガロのグラスは、まだ空きそうにない。 空きっ腹に流し込んだアルコールが喉を伝い落ち、カッと胃を灼く。 例の件があってから早一週間、悶々たる夜を過ごすことが多かったせいか睡眠が足りていないのも良くなかった。 酔う、とまではいかないが意識がふわりと宙に浮く感覚に囚われる。 「だって、副隊長って完璧じゃないですか…? 仕事できて格好よくて優しくて」 思わず吐露したリオへの印象は、ガロが以前食堂で聞いたものと同じ言葉だった。 「…優しいか。 まぁ、うん、そうだな」 「厳しいとこもあるけど下の俺らのことむちゃくちゃ気にかけてくれるし」 「あいつ昔から面倒見いいんだ」 ガロはユニの言葉に小さく頷いてグラスを傾けた。 「それに、笑った顔が…」 勢い出そうになった、リオを表わす麗句はいまここで言葉にするには憚られると気づいて、口を噤んだユニの後をガロがするりと引き取った。 「綺麗だよな」 頬杖をついたまま笑った瞳が、ユニの知らない過去を懐かしむように細められる。 この時ユニは、二人の共有してきた時間と積み重ねたあらゆる感情がガロの言葉や仕草、視線のひとつひとつに滲むのを見て、酒に浸った肚の底がぎゅっと引き絞られるのを感じた。 自分は彼らの、リオの何を見ていたのかと。 ユニは新たにやってきたネグローニに手を伸ばし、橙の仄かな灯りが反射する水面を見ながらゆっくりと息を吸い込んだ。 「この店よく来るんですか?」 「ん? 時々な」 「副隊長と、ですか?」 少しだけ、声に挑発を混ぜた。 「…リオとも来るし、局内の奴とも来たことあるぞ」 ガロはユニの剣先をするりと躱して穏やかに切り返す。 ユニは、できることなら自分の恋情を完膚なきまでに叩きのめされたかった。 ガロの口からリオに対する独占欲を剥き出しにした言葉を引きずり出し、あの時見た欲望を映す背中の証左にすれば自分の中には欠片の未練も残らないと。 けれど、ガロは凪いだ海のように静かな目をしてユニを見るのだ。 「隊長とフォーティア副隊長の関係って、なんなんですか」 もう既に解りきっていることを口にして欲しい。 そしてお前の出る幕などないのだと断じて欲しかった。 「切り込んでくんなぁ」 片頬で笑いながら手の中で回したグラスがからりと氷の音を立てる。 「はぐらかさないでください。 皆知ってるのかもしれないけど、俺はまだ聞いてない。 この間見たんです着替えてるとこ、副隊長の背中、あれ、隊長がつけたんですよね?」 ユニの台詞にガロは僅かに目を瞠ると、困ったなと言いたげに首筋を掻いた。 ロッカールームで起きたことをガロは知らされておらず、最近ユニがリオにまとわりつかなくなったのは、リオ自身が注意深く行動しているからだと思っていたのだ。 恐らくは、自分のつけた無数の痕を見られてしまう事案があったのだろうと察したが、それを会話の俎上に載せることでユニがいま何を求めているのかは判じかねた。 誤魔化すのは得策でないことははっきりしていたし、そもそも隠すつもりもない。 けれど、改めて聞かれると言葉に窮してしまうのだ。 「……ユニが言ってんのは、恋人とか家族とかそういう話なんだよな?」 「…はい」 「そう言われると困っちまうんだよなぁ…」 ガロは言葉を探して視線を宙に彷徨わせた。 「困る、ですか」 「ここでお前に俺とリオは恋人だってひと言でいうのはまぁ間違いじゃねぇし、それでもいいんだけど…なんかちょっと違うんだよな」 これは今までに幾度となくガロの中で繰り返してきた自問だ。 ユニに答えるためというよりガロの中にある形ないものを確かめる作業でもあるのだ。 「全部だから、恋人も家族も友達も同志も戦友もどれも全部。 どれか選べって言われても無理だ。 もうさ、混ざって解けちまってるんだよ」 綾なす言葉が色をもって、ガロの中にいるリオを浮かび上がらせた。 ガロはふと思いついた表情でユニに焦点を合わせ、口を開く。 その瞳は透き通る水を湛えた湖のように澄んでいる。 「…あぁ、お前自分の心臓に名前つけるか? つけねぇだろ? そういう感じだ」 声は、柔らかな手触りをしていた。 自棄になって伸ばしたユニの手が撫でたのは、焼けつくほどに激しくひたむきなガロの心だ。 こんな風に想い合える相手がいることが単純に羨ましかった。 叶うなら自分にも、と狂おしいほど求める気持ちはリオに対してではなく、まだ見ぬ誰か。 さきほどまで色濃く広がり己を覆っていた黒い霧が一瞬にして霧散する。 到達しえない場所に立っているガロを妬ましく思うことはなかった。 ただ眩しく、遠い。 あぁ、なんて美しいのだろうと思った。 「副隊長の隣にいるのが、隊長でよかったです…」 先ほどまでユニが発していた毒気がするすると抜け、放心した面持ちで零れた言葉が、ガロの胸にすとんと落ちた。 「お前、本当にリオのこと好きなんだな……。 ありがとな」 眦を下げて紡がれた礼の言葉は、ユニが望んだように心を打ち砕く事はなかったが、彼の中にあったリオへの思慕を別の形へと変えるには十分な力を持っていた。 きっとしばらくの間はリオを見れば胸が疼くだろうけれど、眠れない夜を過ごすことはもうないだろうと予感めいたものが過る。 「お、こっちこっち」 その時、ユニと向き合っていたガロが入り口に向かって腕を上げ、数十分前したのと同じく戸端口に現れた誰かを手招く。 「悪い遅れた…、ユニ?」 「副隊長」 やってきた待ち人の為に、ユニとの間に場所を空けたガロだったが、リオは二人から一歩引いた場所に立ったまま、怪訝そうな顔でガロの隣にいるユニを見遣った。 「待ってたらユニとたまたま会って、一緒に飲んでた」 「あぁ……」 ガロの説明を聞いても腑に落ちない、といった雰囲気を全身に纏っているリオだったが、ユニはそんな様子に構わず晴れやかな、というには眉間の皺が少々切なげではあったがすっきりとした顔でリオに向き直った。 「フォーティア副隊長」 「うん?」 厳かに名を呼ばれ、状況が飲み込めないまま無防備に返事をしたリオは、真っすぐに注がれる視線を正面から見返す。 「俺副隊長のこと、すげぇ尊敬してます。 バーニングレスキューに入ってから、ずっと。 いつか副隊長みたいになりたいって思う、大事な人です。 だから」 ユニは小さく息を吸い込むと、すんと鼻を鳴らして笑った。 「ずっと幸せでいてくださいね」 唐突な告白に面食らったが、おそらく自分がここへ来るまでの間に、ガロとユニの間に何かがあったのだろうということはリオにも容易に想像できた。 そしてそのやり取りが、ここ数日自分を避けるように行動していたユニの心情に変化をもたらすものだったのだろうことも。 深く聞かずともわかる、ガロにちらりと視線を投げると、恋人は青い目をくるりと回して微笑した。 「ありがとう、多分僕は…この先もずっと幸せだと思う」 初めて握手を交わした時と同じ、星の煌めくような顔で笑うリオにユニは「惚気ですよそれ」と笑い返した。 実は好物なんですと言ってフィッシュアンドチップスを平らげたあと、うちへ帰るとその場を去ったユニを見送り、ガロとリオは店を出るとそのまま帰途についた。 当初の予定では外で食事してと話していたのだが、なんとなくうちへ帰って二人きりでのんびりしたいという空気になったのだ。 初夏の風が二人の間を温く吹き抜け、人気のない通りの木々が葉擦れの音を立てる。 リオの前髪がふわりと揺れて、まろく美しい額が顕わになった。 「二人で何話してたんだ?」 「んー? 内緒」 含み笑うガロの答えにリオは肩を竦めるだけで、それ以上追求はしなかった。 「リオは罪な男だなぁほんと」 相変わらず十数センチ低い位置にある精悍な顔を見下ろし、頭の後ろで手を組むとガロは口角を吊り上げた。 「僕が欲しがったのはお前だけなんだがな」 しかし、至極真面目な表情で打ち返されたリオの言葉に、不意を突かれて立ち止まり手を解く。 「?」 数歩先で歩みを止めたリオが振り返ると、穏やかな笑みを浮かべたガロが柔らかい宵を背にして佇んでいた。 「さっきさ、嬉しかった。 ずっと幸せだって言ってくれただろ」 何年一緒に時を過ごそうと、どれだけ想いを伝えようと、リオの言葉一つであふれる気持ち。 「本当のことだからな」 誰にも見せないガロだけが知る、恋情の糖衣をまぶした甘くたおやかな表情に思わず魅入ってしまう。 「あー、今の顔すげぇ良い。 もう一回結婚してって言いたくなった」 目を瞬かせたリオはガロとの距離を詰め、左手を取る。 誓いの証が光る手のひらにそっと唇を這わせると、その手を両手で包んだままトンと自らの胸に押し当てた。 「いいぞ、何度でも頷いてやるから」 清しく広がる雨上がりの空のように凛として響く声に、敵わねぇなと苦笑して、ガロは愛しい人を引き寄せた。

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ひな(@ka7ta_40)のプロフィール

リオ フォー ティア 年齢

はじめに。 リオの名前はデウカリオンに由来している。 プロメアという作品が好きな人にとっては、昨日の晩ご飯を思い出すよりも簡単に出てくる知識だ。 しかし、デウカリオンについて調べたところで、あの2時間の物語の中で彼が担った立ち位置はなんとなく分かるものの、「彼が何者なのか?」を理解できたひとはいるだろうか。 前日譚として公開されたサイドストーリー【リオ編】の中でも、彼はすでにバーニッシュを先導しようとする存在として「完成された姿」でそこに在り、実際の生い立ちや過去について触れるような内容は一切、無い。 ファンとして大変もどかしい思いをしている日々である。 ところが気づきというのはふと降りてくるもので、急に彼のビジュアルにある堂々とした「沈黙のヒント」に疑問を持ってしまった。 後は転がり落ちるように気になってしまったのだ。 「ライダースパンツに付いたジッパー、傷跡に見えないだろうか?……。 」 マッドバーニッシュの基本的な移動手段がバイクであることは執拗に物語の中で描かれ、リオ自身もまた愛車デトロイトをテクニカルに乗りこなしている。 その細身なライダースパンツの「エッチなところに付いたジッパー 太腿の内側 」に対して、突然強い違和感を覚えたのだ。 バイク乗りとしては、エッチでけしからんし、まず邪魔な装飾だろう。 ここに意味は問えない。 しかしそれを記号的に捉えたときに、ジッパーを始め、彼のキャラクタービジュアルに落とし込まれた「彼を構成するものの暗喩」について様々なことが拾い上げることが出来た。 これから語ることは、ひとりのちょっと気持ち悪いファンによる解釈とその妄想、物語の中で表現された部分にも繋がってくる一考察として受け取って頂きたい。 プロメア考察界隈ではよく「ひとつの事象や図像に意味が複数含まれている」「対立的な存在が合一される」ことについて説かれることが多いが、リオというキャラクターにおいてもまた、デウカリオン以外に複数のモデルがあり、最終的に彼という人間の意味がまとまっていく過程が見出せた。 リオ・フォーティアの存在 まず、一番気になった太腿に傷跡のように装飾されたジッパー。 これがリオの生い立ちを暗喩していた。 充てがうモデルは「若きゼウス」の名を持つ【ディオニューソス】。 神ゼウスと人間の王女セメレーの間に生まれた子供だ。 『神ゼウスの正体は雷霆を持った姿である。 正体を隠してセメレーと愛し合っていたが、ある日ゼウスの正妻へーラーが嫉妬からセメレーに囁く。 「あなたが知ってるゼウスは本物のゼウスかしら?」。 セメレーは迷うもついに好奇心に負け、絶対に願いを聞き入れるよう約束を取り付けた上でゼウスに問うた。 「へーラー様とお会いしているときのあなたの姿を見せて」。 絶対に聞き入れると約束したゼウスはもう断ることが出来なくなってしまい真の姿を見せるが、瞬間、人間であるセメレーはその雷光によって焼き死んでしまった。 悲しみに暮れるゼウスは身籠っていたセメレーの焼死体から息子ディオニューソスを取り上げ、自身の腿の中に埋め込み、臨月が来るまでここに匿ったのである。 という苦い一口目を噛み締めたが、こうとも読める。 ・上記のゼウスとセメレーのやり取りはプロメアと母に置き換えられ、ゼウスの雷霆に焼かれる表現は母自身のバーニッシュ覚醒の比喩。 バーニッシュ化した母はリオを匿うよう父に託した。 母のバーニッシュ化という解釈は後の記述にも繋がるので、ひとまずこれを仮定としたい。 心臓 『ディオニューソスの心臓は本来、【ザグレウス】というゼウスの息子のものである。 ザグレウスという神は大蛇の姿でゼウスと伴い、ゼウスに全宇宙を継ぐべきとまで籠愛された少年神であった。 その最期はへーラーの嫉妬により命令されたティーターン族の手で八つ裂きにされ喰われてしまうが、心臓だけはアテーナーによって救い出され、ゼウスが呑み込み救い出した。 その後ザグレウスの心臓を呑んだゼウスとセメレーが交わって産まれたのが、ディオニューソスとなる。 またこのことに怒り、憎んだゼウスはその場でティーターン族を雷霆で焼き払ったのだが、 人類は、その灰から誕生したと言われている。 喰らったザグレウスの肉も混じった、ティーターン族の灰。 そのため喰われた霊魂は肉体の中に拘束されてしまっており、死して肉体から解放されても又肉体に宿るという、霊魂が解放されない「輪廻転生」、この輪の中に引き戻され続ける運命が科せられた。 この輪を抜け出すには、本源であるディオニューソスに帰依し、その教養を守る必要があるとされる。 』 この筋で行けば、人がプロメアと共鳴するのは神性を宿す霊魂の部分ということになる。 作中の「プロメアは人の意思の強さとシンクロする」という台詞を始め数々の言葉のニュアンス的に、この世界では魂と意思がほぼ同義とも言える密接な関係であろう。 ディオニューソスであるリオの場合はそのまま心臓がザグレウスのものなので、ゼウスの籠愛を受けるがごとく、強大なエネルギーをプロメアから与えられているのは当然、自ら望むという意思の強さでシンクロをしにいけば誰も太刀打ちできない程に力を引き出せる。 だが他のバーニッシュたちは違う。 他のどの人類とも違うと言うべきか。 本来、人類は咀嚼された肉片程度にしかザグレウスの神性は備わっていないのだ。 そこがリオと他者の圧倒的な差となっている。 シーマが息を引き取る最期のシーンで浮かんだ三角のマークは腹部、胃の辺りだった。 ザグレウスを喰らったティーターン族の灰こそが人類であり、バーニッシュ化の起因がここにあることの暗喩だろう。 またこの時、シーマがバーニッシュの炎による蘇生を拒否し自ら死を選んだとしたなら、それはリオ(ディオニューソス)の導きから逸れたことを意味する。 「炎から灰へ、灰から土へ、安らかに眠れ」この言葉は輪廻転生を指しているのではないだろうか。 人類以外の、ティーターン族の灰から生まれていない生物はバーニッシュ化し得ない。 育った環境 『ゼウスの太腿から無事産まれたディオニューソスは焼死した母の姉妹イーノーの元で、娘として匿われ育てられた。 イーノーの夫アタマースはこれを黙認していたが、ゼウスの正妻へーラーに見つかってしまい、恐ろしい「狂気」を吹き込まれる。 アタマースは狂気からくる幻覚により自身の子供を射殺してしまい、それを見たイーノーも狂気に駆られたのち子供を殺し、その遺体を抱いて海に飛び込み死んでしまった。 またディオニューソスも狂気に充てられ彷徨うこととなったが、キュベレーによって狂気は解かれた』 ディオニューソスは娘として匿われ、育ててもらった恩義から、後に叔父叔母を神格している。 実親から離れた家庭とはいえとても大切に育てられていたのだ。 プロメアの世界においてリオを娘として隠すことも、バーニッシュを親に持ち、その親によって 死別ではないが 孤児となったことを知られないためであっただろう。 つまり「偏見の目から守っていた」と捉えられる。 そんな優しい叔父叔母の元であったが、リオは子供ながら単身で旅に出てあの前日譚へと繋がっている。 この旅立ちの理由は、神話部分の「狂気」を「バーニッシュを忌む意識」と置き換えることで、解釈ができる。 リオは育てられている最中、バーニッシュ化したのだ。 炎によって孤児となった子を育てていた叔父叔母であったが、次は自分たちが焼かれる番ではとバーニッシュを忌む意識が生まれてしまい、バーニッシュ化したリオもまた自分に対して疑心暗鬼になって苦しみ、家を出た。 (一人旅立ったリオは叔父叔母のようにバーニッシュに偏見のない人間に宿泊を受け入れられ親切にされるものの、差別派によってその人物が酷い目にあってしまい、村を焼き尽くしてしまいそうになったことがあったかもしれない。 それから船で移動している最中、治安の悪い人間たちにその出で立ちから貴族と勘違いされ、人質として捕まるものの自力でボコボコにしていることもあったかもしれない。 ネタとしてなかなかに面白いので是非ディオニューソスの神話についてお調べになってみてください。 ) バーニッシュの差別に対して彼が非バーニッシュに攻撃的な手段を取らないのは、心優しい非バーニッシュが居ることを知っているからで、育った環境は大きく影響している。 自分を捕まえた海賊たちにはもれなく制裁を100万10倍で返している。 尚、縄を解いてくれようとした人物にはめちゃくちゃ優しくしたし信者として獲得した。 信者とはこの場合リオの意思と同意する者たちということになるが、その後マッドバーニッシュのボスになったと噂が広まれば、リオを頼り駆けつけるバーニッシュは多かっただろう。 両親 解釈でも考察でもなくほぼ妄想の項目なので飛ばしてくださって問題ない。 リオの母親がバーニッシュに覚醒していると仮定する、と置き去った話に戻ろう。 『ディオニューソスは死んだ母を冥界から連れ帰り、その功績を称えて神々の仲間入りをさせてもらった』 リオの母親が、リオによって蘇生されている可能性が高いのではないだろうかということだ。 人間である限りティーターンの灰から産まれた存在であり、この解釈上では母親もバーニッシュの素質を備えている。 妊婦というデリケートな身体でのバーニッシュ化が心身に負担を掛けたことは想像に容易い。 更に語ると、母親は覚醒のダメージで意識が無く、すると人間の意思とシンクロするプロメアはなりを潜め、残る焼けた現場と未熟児を取り上げた男の図というデンジャーな状況から父親は身を隠さなければいけなかったはずだ。 妻がバーニッシュになったと言えば周囲の目の色が変わり、最悪フリーズフォースのような機関に連れ去られる危険もあったため、自身がバーニッシュの疑いを被ってリオをなんとか安全な場所へ届けただろう。 リオの肉親考察の中で、解釈を何回こねくり回しても最も死んでない存在なので、父親だけは絶対無事であると言い切れる。 リオがテロリスト集団のボスでありながらファミリーネームを隠さずにいるのは、身を隠している父親の耳に己の生存が届くようになのかもしれない。 更に作中はゼウスはデウス博士のモデルだが、また別の機会で考察を上げます。 この場合、父の情報として拾い上げておきたいのは、ゼウスが行動した「妻からディオニューソスを取り上げ匿った」「イーノーに託した」「ディオニューソスが育つ過程で姿を見せていない」部分であり、いち人間に落とし込んだときに個人的に妄想できたのが上記のような解釈である。 また、テロリスト集団のボスで世界中から指名手配をされる立場でありながら、リオがファミリーネームを堂々と名乗る疑問もここに繋げてみた。 和解 『ディオニューソスはヘーラーと和解する』 ゼウスの正妻ヘーラーは浮気相手の子供であり籠愛を受けるディオニューソスの存在に嫉妬し、怒り、母セメレーや叔母のイーノー、叔父のアタマールと彼の身の回りから人生をめちゃくちゃにしてきたが、ディオニューソスとヘーラーの仲は最終的に和解している。 前日譚【リオ編】にてリオは「バーニッシュだけの村を作る」と、作ろうではなく作るという断言をしているが、すでに備わった素質によるものではなくはっきりとした本人の意思で先頭に立とうとしているのが見えてくる。 人を救い、守れるだけの特別な炎の強さがあることを、一人旅や母の蘇生から自覚しているのだ。 仲間を集め共通意識をもったいちコミュニティを築き上げようとする姿は、ディオニューソスが己の神性高さを広め積極的に信者集めをしていた行動とも重なる。 製作陣からあった「マッドバーニッシュ以外にもコミュニティはある」「グッドバーニッシュとかね笑」という冗談を拾うが、30年前の世界大炎上当時のニュースですでに名前が挙げられ今もフリーズフォースが忙しく稼働し追っていることから、バーニッシュの中でフラッグシップ的な立ち位置をとっている集団はマッドバーニッシュなのだろう。 テロリストと悪名高くも、その影響力こそリオにとって必要なものだったはずだ。 そのマッドバーニッシュと合流し、結果的にボスという立ち位置を得、先導者として自覚あるリオの「プロメア」という物語は、ついにここまでの材料を揃えて始まっていくのだった。 さて、前述でへーラーの「狂気」を「バーニッシュを忌む意識」と解釈させてもらったが、それでは「バーニッシュを忌む意識」を吹き込むプロメア界の「ヘーラー」とは一体誰だろうか。 世間だ。 この世間とリオとがゆくゆく和解すると示唆されているのだから、関わる者たちにもやがては及んでくる影響だ。 この時はまだ誰も知らないが、リオを迎え入れたことによって、消化後のバーニッシュたちの未来は守られている。 俯瞰してみれば、この世間を舵取りするメディアや体制の中にクレイ司政官の影響力ははかり知れない。 シンボル リオのビジュアルから切り離せない「月」と「夜」のシンボルをそれぞれ解いていく。 四角の中にバツを描く、服のスタッズには錬金術記号で「月 暦 」。 これはリオ個人にというよりマッドバーニッシュ全体にも掛かってくる暗喩である。 さらに彼の瞳の紫からオレンジに変わるグラデーションは「夜」を迎えるマジックアワーを彷彿させ、公式から明言された髪はプラチナブロンドをイメージしているというカラーリングにおいても「月」の色をイメージしているのではないかと思う。 ディオニューソスの話からは彼の「過去」について見えてきたが、月と夜の考察についてはプロメアという「物語の中」の彼に大きく関わってくる。 月の女神は3つの顔を持つというが、物語の中でいえば、「素顔のリオ 三日月:処女、乙女 」「バーニッシュアーマー 豊穣の満月:成熟 」そして「覚醒した時の黒い姿 欠けていく暗い月:老女 」でもってリオの変化に当てはまるのかもしれない。 複数いるどの月の女神も、容姿は美しく、弓矢の使い手であり、処女性や出産といった女性性にまつわる神とする部分が共通する。 そう、リオは役回りとして、女性のシンボルを担っているキャラクターだ。 これはプロメアにおいて重要な「対立、対照、相反する存在」を作ったときに「ガロとリオが対になる」には必然的に付いてくる役回りの一つでしかないが、中性的な容姿や女性のくびれを彷彿する服のシルエットにもその要素が見受けられる。 しかしセメレーから生まれた月属性の肉体、プロメテックエンジンのコアにされたことで損傷し、リオはこれを失う。 そこからガロの人工呼吸によって再生を遂げ、上着を脱ぎ捨てるが、最終的に「月の属性を手放した」と取れるだろう。 『トート神は月と賭けをして勝ち、月としての属性を得、夜は太陽に変わって地上の守護者となる。 暦 太陰暦 を司るという面も持つ。 病を治す呪文にも通じている事から医療の神とも。 世界が終焉を迎える時、新しく世界をつくるため眠りについた神々を起こす役目を担っている』 リオがその役割を担ったと捉えられるのは、冒頭のアクションシーン、ガロの攻撃によってリオのアーマーの頭部が割れ顔が晒されたところだ。 トート神はセトの頭を割って生まれたという諸説がある。 そして夜の守護者トート神として生まれたリオがその後、この対となる「ガロと会う」シーンは二度とも「夜」だ。 何故トート神かといえば、プロメアの舞台に大きく関わってくる「錬金術」という解釈の完結へと繋がってくる。 プロメアは錬金術的な暗喩が多い。 丸、四角、三角といった図像的な意味でもそうだが、世界観の構成の根本に深い繋がりがある。 錬金術を語るうえでは欠かせない 【ヘルメス・トリスメギストス】という偉大な錬金術師の存在も、ガロが担うヘルメス ガロの考察については別の機会で 、リオの担うトート神が揃い合わさることによりこの存在の条件が整っている。 リオ・フォーティアという人間 物語のラストシーンでは、リオの身体からプロメアが抜け出し、左手の薬指の爪を一欠片、持っていった。 これはリオの心臓にいたザグレウスを連れて行ったと受け取って良いだろう。 肉体の消滅と再生によってディオニューソスや月の女神として生まれた彼の宿命は無くなり、ザグレウスの心臓をプロメアが連れて行き、新世界を作る神を起こしたことによりトート神の役目は終わった。 神性高かった彼はこの世界で、本当の意味で、「人間」になったのだ。 このような拙い文章を最後まで読んで頂き、ありがとうございます。 せめてリオの考察と繋げてリオデガロン、ガロデリオンまでを一気にまとめたかったのですが二万字に差し掛かろうかというところで初心者は泡を吹いてしまい、急遽リオの部分だけ抜き出してこのようにまとめ直しました。 今回のリオ1人の考察を並べるだけでは回収しきれないところや、他のキャラのこと、それから実際に本編を追求していくような考察についても 先にキャラクター個人の考察からしており、本編中のキャラ同士の関係性や行動の動機などについて言及が少ないです 追って出していきたいと思います。 文字に起こすことが大変未熟で恐縮ですが、引き続き他の解釈や考察も上げていったり、出来れば分かりやすい図解なども付けて読みやすい同人誌が作れたらいいなぁ〜なんて夢を膨らませてもいます。 皆さんの素敵な二次創作の、ネタの、その糧になれるような考察本を作るのが夢です。 いちファンの考察ですが、プロメア好きの皆様に少しでも楽しんで読んで頂けたなら幸いです。 2019. 03 参考(Wikipedia).

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ねんどろいど プロメア リオ・フォーティア 完全燃焼Ver.

リオ フォー ティア 年齢

予約 購入制限 お一人様 3つ まで。 同一住所、あみあみ本店支店合わせての制限数です 商品コード FIGURE-057620 JANコード 4580590120730 発売日 20年10月未定 ブランド名 シリーズ名 原作名 キャラ名 造型師 製品仕様 塗装済み可動フィギュア 【サイズ】全高:約100mm ノンスケール 【素材】ABS&PVC 【セット内容一覧】 フィギュア本体 専用台座 解説 原型制作:岡雅聡 制作協力:ねんどろん オリジナル劇場アニメーション『プロメア』より、炎を操る人種〈バーニッシュ〉の「リオ・フォーティア」がねんどろいど化! 本作のキャラクターデザイン:コヤマシゲト氏と制作スタジオTRIGGER完全監修のもと、リオの魅力を凝縮いたしました! こちらは別売りの「ねんどろいど リオ・フォーティア」よりも豪華仕様の「完全燃焼Ver. 」で登場です! 交換用表情パーツは、芯の強そうな「通常顔」や、ニヒルな「笑顔」をご用意!オプションパーツには「バーニッシュフレアのエフェクトパーツ」や「バーニッシュソード」「瞬間凍結弾の手錠」が付属しており、更にこの「完全燃焼Ver. 」では、4Dポスターヴィジュアルでもお馴染みの威風堂々とした「座り下半身パーツ」や「炎の玉座 座面 」の他、印象的なラストシーンを再現可能な「ラストシーン用表情パーツ」「裸上半身パーツ」「バーニッシュフレアパーツB」もお付けいたします!小さくなった〈マッドバーニッシュ〉のリーダーをお手元にお迎えください!!• 代金引換• 商品到着時に配達員に現金で支払い。 金額に関らず別途手数料が一律 200円 税込 かかります。 コンビニ決済• 出荷前支払い。 金額に関わらず別途決済手数料が一律 200円 税込 かかります。 銀行振込• 出荷前支払い。 ジャパンネットバンク,三菱UFJ銀行。 振込手数料はお客様負担となります• クレジット決済• 出荷前支払い。 手数料はかかりません。 Paypal決済• 出荷前支払い クレジットカードでも銀行口座からでも、IDとパスワードでかんたん・安全にお支払い。 新規登録・振込手数料も無料です。 ご利用可能な銀行は、みずほ銀行、三井住友銀行、三菱UFJ銀行、ゆうちょ銀行、りそな銀行・埼玉りそな銀行です。 別途paypalの登録が必要となります。 商品の品質については万全を期しておりますが、万一、ご注文と異なる商品がお届けとなった場合や、破損・汚損していた場合には、お届け後7日間以内にご連絡ください。 パッケージ内の破損、部品不足等の初期不良品等につきましては、まずは商品に記載されているメーカーのサポートセンターにお問合せ願います。 その場合は対応方法を確認いたしますので、まずは「」へ詳細をご明記の上、メールでご連絡ください。 上記工程にて発生する擦過傷・若干の凹み等は商品の仕様となります。 メーカー・当店ともに交換できませんので予めご了承ください。

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