コロナ ハイパー インフレ。 コロナ危機「まるでハイパーインフレ」 資本主義の行方

新型コロナでNYダウ大暴落一時取引停止に学ぶインフレ

コロナ ハイパー インフレ

日本の話をしますと、今日本中に緊急事態宣言が出されて、多くの 都道府県で外出禁止などの指令が出ています。 特に新型コロナウィルスの影響はひどい所では、営業自粛の要請な ども出て、実際に実質的に営業出来ない店舗が次々と出ています。 政府や地方都道府県は、全国民に10万円を給付するというような ことも言っていますが、新型コロナウィルスが、 どこまで長続きするのかわからないので、一瞬は凌ぐ事は出来るか もしれませんが、そこから長い期間戦って生き残っていく事はこれ だけでは難しいです。 しかしそれで多くの企業が潰れてしまうという事になると、経済が ガタガタになって大混乱を迎えてしまいます。 政府としては何としても、そういった状態だけは避けなければなり ません。 したがってこれから政府に求められている事は、少しでも国民や企 業にお金を配って、この急場でなんとか死なずに生き残ってもらう という事になります。 しかしこれに反対するのが財務省です。 財務省は世界的に見ても、高い国債の水準を気にしています。 ですから国債をなるべく出させたくない、これが財務省の思惑なん ですが、そんな事を言っている間に、多くの企業や個人が経済的に 困窮して人によっては命を絶ってしまいかねない状況です。 確かに教科書的に言えば、このお金を出しまくって国債の価値を暴 落させると、ハイパーインフレを引き起こしかねませんから、あってはならない事、やってはいけない事だと教科書では習いま す。 じゃあそんなことを気にしていたら、今目の前で新型コロナだけで なく、経済的に死んでしまう人が多く出てきます。 だからこそ、財務相は今一旦頭のネジを外して、何とか目の前の急 場を凌ぐと事を考えなければいけないと思います。 既に日本では、このお金を大量にばらまく仕組みは既にあります。 企業が銀行や政府系の金融機関からお金を借りたとします。 それに対して国が保証を付ける、もしこれが返せなくなったとした ら、国がそれをお返ししますといういうような形で銀行にお金を出 させます。 そしてこの国は国債を持って、借金が返せなくなったとしたら、国 債を発行して補填するという事になります。 国債というのは一旦は銀行が引き受けて、それを更に日銀が買い取 るという形で、実質的には、財政ファイナンスと言われるものなん ですが、これに日銀が発行したお金を市場にばらまくという事が可 能になります。 この財政ファイナンスの仕組みは、アベノミクスで既にに使われま したが、私はこれに対してはあまり賛成ではなくて、財政ファイナンスはやってはい けない考えています。 この急場においては、この仕組みを使わない手はないと考えていま す。 国が国債をたくさん発行して、お金が市場に大量に溢れる事になる と、お金の価値が目減りしてしまいます。 これ決して夢物語という訳ではありません。 戦前戦後の日本で実際に起きていた事です。 それが起きたのが1929年世界恐慌以降の話です。 今もそれに近い状況になりかねないと言われています。 世界中の景気が一気に悪化してしまって、不景気になってしまいました。 すると国は国債を発行して、それを日銀が引き受ける事によって国 内に大量にお金をばら撒きました。 実際にそれで一回景気は潤って、空前の好景気を迎えます。 しかしやがて、そのままの仕組みを持って戦争に突入してしまいま した。 どんどん国債を発行し続けるという事になってしまいました。 結果1945年〜1949年にかけて、物価が100倍になるとい う、まさにハイパーインフレを記録しています。 ハイパーインフレの話をすると、多くの人から聞かれるんですが、 政府が預金封鎖、つまり預金を引き出せないようにするのではない かと言います。 しかし私はそれは簡単には起きないと思っています。 なぜなら現憲法下では、個人の私有財産権というのが認められてい ますので、預金を封鎖して、 政府をは没収するという事は出来ません。 一方で考えられるのが、円を切り替える事によって、表面上は変わ らないのですが、実質的にはインフレを起こすという手段です。 例えば福沢諭吉の1万円が10枚ないと2024年に発行される予 定の渋沢栄一の1万円に交換が出来ない事になってしまうと、それ は新円切り替えと言います。 それに交換できないという事になってしまうと、これは表面上1万 円ですが、実質的には10倍のインフレを起こすと言えます。 それが2024年に福沢諭吉から渋沢栄一には切り替わるので、こ のタイミングで政府はそういったインフレを起こそうとしてるので はないかと言われています。 くしくも、この新型コロナウイルスの影響で、その2024年とい う数字が現実味を帯びたタイミングになっています。 したがってこのような動きから見ても、日本はこれからインフレに なるのではないかと考えて、多くの人は対策を打たなければならな いと考えます。 物の値段が下がるという事は、借金の金額も目減りする事になりま す。 国は今、1000兆円以上の借金があります。 けれどもこれがインフレによって、10倍のインフレが起こったと しましたら、実質的には、その1000兆円が100兆円に目減り させる事が出来ます。 これで一気に国の債務問題は解決する事になります。 しかし一方で、割りを食う人もいます。 まずわかりやすいのが債権者です。 国債を買っている人は持っている国債が紙くずになってしまいます。 国が得しているのの反面、その債権者というのは損をしてしまいま す。 それが銀行だったり、金融機関という事になります。 またこれは国債に限った話ではなくて、一般の借金についてもそう 言えます。 つまりお金を借りている人は実質的な借金は目減りさせる事が出来 ます。 逆にお金を貸している人は、その債権が目減りしてしまう事になり ます。 これは損を被る事になります。 したがって、今どちらかというと人々がした方が良いのは借金をす る事です。 固定金利が条件になります。 固定金利で借金をしてしまえば、やがてインフレになった時は実質 的な債務を目減りさせて、つまり給料が10倍になって、借金は変 わらないという状況になります。 ですからお金を使って、例えば家を買うとか車を買うとか、そうい った事は消費を潤して、経済を回すことにもなるので、この後新型 コロナが落ち着いた時には是非やって欲しいと思います。 更に言うと、すでに資産がある程度ある方は、これを現金で持って いった場合には、それ自体が目減りしてしまい、現金が紙くずになってしまいます。 そうならないようにインフレに従って、価値が増えるような物を持 たなければなりません。 例えば実物資産ですね。 車とか家はそれに該当します。 不動産屋や株などの金融資産もインフレに強い資産です。 現金で持つ事は一番やってはいけません。 あと外貨という選択肢もあります。 こういった資産で固めるという事が、これから起こり得るハイパー インフレへの備えになります。 実際にハイパーインフレが起こるのかどうかというのは、これはも うその場になってみないとわかりません。 それを否定する人もいます。 しかしそれを否定したところでしょうがない訳です。 起こる可能性があるので、それに対して最大限の備えをする事がリ スク管理の上で最も重要になります。 もしハイパーインフレが起こらなかったとしても、例えば株でコツ コツ運用していれば、プラスの成果は得られるでしょう。 そういった事の為に資産運用のアドバイスをしています。 当社が発行する電子書籍 『株式市場の敗者になる前に読む本』(定価 1,200円)を特別に 無料で贈呈します。 メールアドレスを送信して、本をダウンロードしてください。 無料メルマガの登録もこちらから行えます。 上記に基づく行動により発生したいかなる損失についても、当社は一切の責任を負いかねます。 内容には正確性を期しておりますが、それを保証するものではありませんので、取扱いには十分留意してください。 つばめ投資顧問合同会社 関東財務局長(金商)第2932号 金融商品取引業者(投資助言・代理業) 加入協会:一般社団法人 日本投資顧問業協会 <投資顧問契約に係るリスクについて> ホームページ上、メール上での提供情報は売買指示ではありません。 実際の投資商品の売買におきましては、自己資金枠等を十分考慮した上、ご自身の判断・責任のもとご利用下さい。 情報内容に関しては万全を期しておりますが、正確性及び安全性を保証するものではありません。 提供する情報に基づき利用者の皆様が判断し投資した結果については、一切の責任を負いかねますので予めご了承下さい。 上場有価証券等には株式相場、金利水準、為替相場、不動産相場、商品相場等の価格の変動等および有価証券の発行者等の信用状況(財務・経営状況を含む)の悪化等それらに関する外部評価の変化等を直接の原因として損失が生ずるおそれ(元本欠損リスク)、または元本を超過する損失を生ずるおそれ(元本超過損リスク)があります。 信用取引を行う場合は、信用取引の額が当該取引等についてお客様の差入れた委託保証金または証拠金の額(以下「委託保証金等の額」といいます)を上回る場合があると共に、対象となる有価証券の価格または指標等の変動により損失の額がお客様の差入れた委託保証金等の額を上回るおそれ(元本超過損リスク)があります。 手数料等およびリスク等については、当該商品等の契約締結前交付書面やお客様向け資料等をよくお読みください。

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新型コロナでNYダウ大暴落一時取引停止に学ぶインフレ

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塚崎公義 [経済評論家] 経済評論家。 1981年東京大学法学部卒、日本興業銀行(現みずほ銀行)入行。 主に経済調査関係の仕事に従事。 2005年に銀行を退職し、現在は久留米大学商学部教授であるが、ダイヤモンドオンラインへの寄稿は勤務先とは関係なく個人の立場で行なっているため、肩書は経済評論家と表記した。 著書は『経済暴論: 誰も言わなかった「社会とマネー」の奇怪な正体』(河出書房新社)など、多数。 重要ニュース解説「今を読む」 めまぐるしく変化する世の中で、あふれる情報に付いていくだけでも大変だ。 そこで、押さえておきたい重要ニュースを日本興業銀行(元みずほ銀行)の調査部出身で久留米大学商学部教授の塚崎公義さんに分かりやすく解説してもらう。 しかし、リスクシナリオとして「インフレになる可能性」も考えておくべきであろう。 (塚崎公義) 需要の減少はデフレの要因になるが… 新型コロナウイルスの感染拡大によって、世界的に外出が自粛されるなどして需要が大きく落ち込んでおり、深刻な不況となっている。 需要と供給の一致するところに価格が決まるとすれば、需要の減少は価格の下落要因であるから、常識的にはデフレになるはずだ。 しかし、仮需が増加したり、需要を上回る供給の減少が起きたり、金融緩和がインフレを加速させたりするリスクも皆無ではない。 そこで本稿では、メインシナリオではないが、リスクシナリオとしてインフレの可能性について考えてみたい。 「仮の需要」が価格を押し上げるリスク マスクが不足した理由は単純だ。 多くの人々が急にマスクを使うようになって、需要が急増したからである。 では、トイレットペーパーが不足したのはなぜか。 新型コロナが流行したからといって、人々が使うトイレットペーパーが増えたわけではないのに…。 それは、人々が「トイレットペーパーが不足するといけないから、多めに買っておこう」と考えたからである。 「仮需」が物不足をもたらしたのだ。 日本の場合、トイレットペーパーが不足しても値上がりしたわけではなく、単に欠品が続いただけだった。 その一方、消費者物価統計を見ると、マスクはわずかながら値上がりしている。 仮に同様のメカニズムで世界的な規模で不足するものが出てくれば、日本国内よりも需給関係に敏感に価格が反応するだろうから、世界的な規模で値上がりが起きる可能性がある。

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コロナ禍で近くハイパーインフレの危機…経済評論家が警鐘

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塚崎公義 [経済評論家] 経済評論家。 1981年東京大学法学部卒、日本興業銀行(現みずほ銀行)入行。 主に経済調査関係の仕事に従事。 2005年に銀行を退職し、現在は久留米大学商学部教授であるが、ダイヤモンドオンラインへの寄稿は勤務先とは関係なく個人の立場で行なっているため、肩書は経済評論家と表記した。 著書は『経済暴論: 誰も言わなかった「社会とマネー」の奇怪な正体』(河出書房新社)など、多数。 重要ニュース解説「今を読む」 めまぐるしく変化する世の中で、あふれる情報に付いていくだけでも大変だ。 そこで、押さえておきたい重要ニュースを日本興業銀行(元みずほ銀行)の調査部出身で久留米大学商学部教授の塚崎公義さんに分かりやすく解説してもらう。 しかし、リスクシナリオとして「インフレになる可能性」も考えておくべきであろう。 (塚崎公義) 需要の減少はデフレの要因になるが… 新型コロナウイルスの感染拡大によって、世界的に外出が自粛されるなどして需要が大きく落ち込んでおり、深刻な不況となっている。 需要と供給の一致するところに価格が決まるとすれば、需要の減少は価格の下落要因であるから、常識的にはデフレになるはずだ。 しかし、仮需が増加したり、需要を上回る供給の減少が起きたり、金融緩和がインフレを加速させたりするリスクも皆無ではない。 そこで本稿では、メインシナリオではないが、リスクシナリオとしてインフレの可能性について考えてみたい。 「仮の需要」が価格を押し上げるリスク マスクが不足した理由は単純だ。 多くの人々が急にマスクを使うようになって、需要が急増したからである。 では、トイレットペーパーが不足したのはなぜか。 新型コロナが流行したからといって、人々が使うトイレットペーパーが増えたわけではないのに…。 それは、人々が「トイレットペーパーが不足するといけないから、多めに買っておこう」と考えたからである。 「仮需」が物不足をもたらしたのだ。 日本の場合、トイレットペーパーが不足しても値上がりしたわけではなく、単に欠品が続いただけだった。 その一方、消費者物価統計を見ると、マスクはわずかながら値上がりしている。 仮に同様のメカニズムで世界的な規模で不足するものが出てくれば、日本国内よりも需給関係に敏感に価格が反応するだろうから、世界的な規模で値上がりが起きる可能性がある。

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