(2010年にブラジルで撮影された撮影車) 大倉:まず カメラ付き車から始まって、狭い道でも撮影できる 三輪車が開発されて、次に雪山用に スノーモービルも作ろうと。 いとう:え、スノーモービルもあるんですか? 大倉:ええ。 さらに三脚で撮影できる「 おみせフォト」も作っちゃいました。 いとう:おぉ、副長も撮影するなんて... アットホームな社風ですね。 (グーグルってスゲーな) 「誰が」「どうやって」撮影してるの? いとう:では次にお聞きしたいのが、ストリートビューは 誰が撮影してるんです? 南極は別として(笑)。 大倉:車で撮影するならそのエリアに詳しい方にお願いしますし、 トレッカー(背負うタイプの撮影機)も同様に、適した方にお願いしています。 あれはトレーニングした方でないと厳しいので(笑)。 いとう:当たり前ですけど、グーグルの方が全国を回ってるわけじゃないんですね。 ちなみに車での撮影はイメージしやすいですが、トレッカーでの撮影って具体的にどんな感じなんです? 大倉:例えば屋久島の撮影ですと、1人がトレッカーを背負います。 そして サポート役が他の荷物を運んだり、先行してトランシーバーで障害物を教えたりして撮影しましたよ。 いとう: チームプレイですねー。 大倉:ちなみに撮影中に吹雪に遭遇してしまい... 登山初心者もいたので、本当に大変でした... いとう:やっぱり撮影って大変なんですね... (しみじみ) とはいえストリートビューって大体 晴れてますよね? 大倉:天気予報を見て、晴れる日 & 時間を選んでます。 また本州が梅雨の時期は北海道を撮影したり、秋になったら自然が映える九州の大学を周ったり...。 いとう:さすがグーグル、 論理的ですね。 大倉:でも「ストリートビューのチームは 晴れ男& 晴れ女が多い」なんてことを社内からよく言われます(笑)。 いとう:(笑) 「どこ」を撮影するの? (最近は「ストリート」以外も撮影してるぞ) いとう:最近は公道のみならず、観光地や大学までバリバリ進出しているイメージがあります。 それって 大倉さんの好みですか? 大倉:いえいえ(笑)。 私達は本国のチームに、どこを、なぜ撮影する必要があるのかを説明しなければいけない場合もあるんですよ。 私の好みじゃないですよ~(笑)。 いとう:あー、そうなんですか。 となると有名な場所の方が撮影許可が出やすいんじゃないです? あちらの方もイメージしやすくて。 大倉:そうですね。 「 富士山」はあっという間にGOサインがでました。 いとう:オゥ、フジヤマ! 大倉:(何事もなかったかのように)あと「 軍艦島」も話が早かったですね。 いとう:ただそうやって撮影しても、 街の移り変わりはどうフォローされてるんです? 例えば池袋なんて、たった1年でも結構変わっちゃうじゃないですか。 大倉:街が変われば、ストリートビューも更新します。 池袋なら、恐らくどこかの境界線で、最新のモノと古いモノが 切り替わっていると思います。 いとう:その再撮影のタイミングは? 大倉:う~ん、その つどの判断ですね。 3年だったり、5年だったり。 (大仏様のプライバシーも守る(?)グーグル) いとう:ときに大倉さん、「 謎モザイク」ってご存知です? 大倉:? いとう:ストリートビューって時々、 仏像や絵の顔にもモザイクがかかってるじゃないですか?あの謎現象を、僕が勝手にそう呼んでるんです。 大倉:ああ、なるほど。 ストリートビューのシステムって、撮影したらそのまま一つのパノラマ画像にするんですよ。 で、その加工中に顔やナンバープレートを 自動でモザイクをかける。 ただ時々、人間じゃない顔にもモザイクがかかっちゃうんですよね。 いとう:なるほど、ある程度は仕方ないですね。 それはそうと話が変わって申し訳ないんですが、将来的に 過去の街並みを閲覧できるようになったりするんです? 大倉: 東日本大震災の一部被災地は、「」という特設サイトで被災前を閲覧できます。 通常ですと基本的に最新のモノしかお見せしないのですが、未来へのキオクは「以前の画像を消さないでほしい」と現地の方から頼まれて... いとう:それはもう、公開するしかありませんよね。 ただ他の地域への対応の予定は... 大倉:現状では予定はありません。 春~秋の切り替えなんかできたらなと。 いとう:ちなみに、現在は2D表示じゃないですか。 将来的には奥行も楽しめる、 3Dになったりとか? 大倉:う~ん、それも実現したら面白いですね~。 トレッカーを体験!... 重い! 重すぎてお腹が痛い! 何キロあるんです? 大倉: 18kgです。 いとう:ヒャー! ちなみに富士山は、何人がかりで撮影されたんです? 大倉:一人で全て撮影しましたよ。 いとう:うそー、信じられない! 大倉:ちなみに枝等の障害物があっても前かがみになっては撮影できないので、屈んで歩かなくてはいけません。 いとう: オリンピックの選手か! いかがでしたでしょう? ストリートビューの本質が見えたような、見えなかったような。 (どれくらいの 予算がかかってるのか聞き忘れた! ゴメン!) ただインタビューで気づいたことが一つあります。 それはストリートビューは アナログ要素が濃いプロジェクトということ。 GoogleといえばPCと睨めっこなデジタル・エンジニアリングのイメージがありましたが... ストリートビューには 人肌の温もりがあり、親近感が湧いてきますね。 ストリートビューは日本での撮影はほぼ完成したと思ってましたが、今後は 屋内(お店や美術館)や 河まで撮影していきたいとのこと。 もっともっと進化するのですね。 個人的には「 自分専用のストリートビュー」(自分で画像も動画も埋め込む的な)なんかできたらなぁ~と。 例えばハネムーンの旅行先を何年、何十年後も追体験出来たりしたら、スゴイですよね! ということでグーグルさん、今後の更なる進化を楽しみに待ってます!.
次のGoogleマイマップとは? グーグルマイマップとは• 「旅行などで行きたい場所」• 「行った場所の記録」• 「美味しい食事ができるお店をまとめたグルメマップ」• 「ドライブで通った道を記録」 など一枚のマップ(グーグルマップ)で複数のピンや経路、線などを引きことのできる機能です。 自分だけのオリジナルマップを作成することができます。 そして作成したマップを公開することもできます。 他のユーザーが作成したマイマップを見ることもできる訳です。 マイマップの作成手順 それではグーグルマップの機能の一つ、マイマップの作り方の紹介をします。 大前提としてグーグルアカウントを持っていてログイン状態にしておきます。 まずグーグルマップの画面の左側にある検索バーのさらに左に三本横線の 「メニュー」をクリックします。 そしてメニュー下にある 「マイプレイス」をクリックします。 マイプレイスのメニューバーの一番右側にある 「マイマップ」をクリックすると・・・ 3. マイマップの閲覧履歴が表示されます。 一番下にある 「地図を作成」をクリックします。 そうすると新しくマイマップの画面が表示されています。 この状態(下の画像)がマイマップの作成画面です。 では試しにマイマップを作成していきたいと思います。 マップの検索で 「愛媛県西条市のひょうたん池」という場所を検索してみます。 7,メガネマークをクリックするかサジェスト検索(検索バーの下に出たピンと文字)をクリックすると場所に移動します。 「地図に追加」を押すだけでマイマップに表示したい場所をピンすることができます。 基本はこの繰り返しです。 地図に追加した後はピンや情報を編集、カスタマイズすることもできます。 左から 「ピンの編集」「情報の編集」「画像の追加」「経路」「ゴミ箱」となっています。 ピンの編集ではアイコンの色やアイコン自体を変更することができます。 画像編集やピンを刺した場所の情報に自分のブログ記事を追加することもできます。 」で開いた画面と同じなのですが、「無題の地図」「無題のレイヤー」をクリックすると文字入力することができます。 作成したマイマッププレビューが下の画面。 とまぁ作り方はこんな感じ。 もわかってもらえたと思いますが、マップ、地図を紹介するのは「おすすめ撮影スポット」「行ってみたい撮影ポイント」などカメラや写真に関係することをマイマップで作成して当ブログで紹介していきたいと思っています。 KMLという拡張子 余談になりますが、アメリカ海軍の台風予報のことをご存知の方もいらしゃるかもしれません。 台風の進路予想が非常に正確でよく当たると評判になっている台風進路予想のサイトです。 そのサイトに 「KML」というあまり見慣れない拡張子をダウンロードすることができます。 このKMLは画像で説明するとグーグルマップのマイマップの「無題の地図」の下の「無題のレイヤ」の下にある 「インポート」をクリックしKMLのファイルをアップロードすると表示されます。 自分が作成したマイマップをKMLというファイルに変換、ダウンロードできるんです。 カメラの話からそれちゃいましたけど台風の進路に興味がある方は台風進路のKMLファイルをダウンロードしてみてください。 めっちゃ便利!! さすがグーグル先生!! まとめ 2018年現在グーグルマイマップはPCのみで作成できます。 閲覧はスマホでも可能、マイマップ専用アプリもあるんですよね実は。 当ブログのコンセプトの一つ 「愛媛県勝手に観光スポットPR」。 いうことで愛媛県外から愛媛に旅行した際に行ってもらいたいおすすめスポットや隠れ家的なスポットなどカメラ写真を通して紹介していければと思っています。
次の2017. 24 GPSと位置情報 スマートフォンやカーナビでおなじみの「GPS」。 地球の周りを飛ぶ人工衛星からの電波を受信することで、緯度、経度、高度を測定し、「現在位置」がわかるシステムです。 スマートフォンのカメラや、GPS機能搭載のカメラで撮った写真には、この現在位置を「位置情報」として記録することができます。 例えばこの写真。 弊社渋谷営業所の入り口です。 GPS機能搭載のカメラで撮影しました。 Exif情報を見てみると、位置情報が緯度経度の数値で記録されています。 位置情報が記録された写真からは、撮影場所を特定することができます。 Googleマップの検索ボックスに、緯度経度の座標を入力すると、該当する場所にピンが表示されます。 (検索可能な座標数値の形式が決められているので注意が必要です)先ほどの写真に記録されている数値を入力した結果、下記の通り渋谷営業所の場所が地図上に表示されました。 今回は、位置情報の記録された写真の活用法ということで、GPS機能搭載のカメラを使ってGoogleのサービス「マイマップ」の作成をしてみました。 撮影準備 今回はCanonの一眼レフカメラ「EOS 5D Mark IV」を使用しました。 EOS 5Dシリーズでは初めてGPS機能が搭載されたモデルです。 設定メニューからGPSの項目を開きます。 まずはGPSをオンにします。 これで、撮影した写真に位置情報が記録されます。 (「モード1」はカメラの電源オフ時でも一定間隔でGPS信号を受信、そのぶん電池の消耗は速くなります。 これは、位置情報を利用した「移動経路の記録(ログ)」ができる機能です。 カメラを持って歩いた道のりが記録されます。 単に写真に位置情報を記録したいだけでしたら、GPSロガーはオフにします。 GPSを受信できれば、次の写真のように現在位置の確認ができます。 屋内やビルの近くなど環境によってはGPSの受信がうまくできず、位置情報が記録されなかったり誤差がでたりするようです。 撮影 撮影中は常時GPSをオンにしていたため、やはりバッテリーの消耗は早いと感じました。 約3時間の撮影で、バッテリーは半分ほど減りました。 丸一日撮影をするのであれば、予備のバッテリーを持っていたほうが安心です。 マップの作成 撮影を楽しんで、いい写真も撮れたので、いよいよマイマップの作成に入ります。 新規の地図が立ち上がりました。 まずはこの地図に、「GPSロガー」で記録した移動経路を反映させます。 しかし、今回使用したカメラで記録されるログデータは、直接Googleマップに読み込みができない形式のため、変換が必要となります。 Canonのソフトウェア「MapUtility」を使うと、メモリーカードに保存されたログデータを、Googleマップで読み込み可能な形式に変換できます。 ただ、この変換の作業が少し面倒に感じたので、ログデータは以下のようなスマートフォンアプリで別途取得するのもひとつの手かと思います。 これらのアプリは、直接Googleマップに読み込み可能な「kml形式」や「gpx形式」といった形式でログを取ることができます。 ・ ではマップに戻って、「インポート」をクリック。 ファイルの選択画面で、先ほど変換したログデータを読み込みます。 移動経路が表示されました。 そこそこ長い距離を歩いたので、たどった道のりがひと目でわかるのは、ちょっとした感動です。 次に、マップ上に写真を追加していきます。 写真に記録された位置情報を確認したり、それをもとに地図上で表示してくれるソフトです。 このソフトを使って、複数の写真の位置情報をひとつのファイルにまとめたものを作成できます。 Googleマップに直接読み込み可能な形式(CSV形式)でファイルを作ってくれるので便利です。 あらかじめ、マップに表示したい写真をフォルダ分けしておきます。 以下のファイルができました。 マイマップに戻り、今度は「レイヤを追加」をクリックします。 「レイヤ」とはPhotoshopなど画像編集ソフトをお使いの方にはおなじみかと思いますが、日本語にすると「層」という意味で、グループ分けのようなものです。 ここで追加したレイヤが、写真用のレイヤとなります。 追加したレイヤに、先ほどのCSV形式のファイルを再び「インポート」から読み込みます。 「目印を配置する列の選択」「マーカーのタイトルとして使用する列」は下記の項目にチェックを入れました。 それぞれの撮影地点を示すマーカーがつきました。 このひとつひとつのマーカーに、写真を結びつけていきます。 カメラマークのアイコンをクリックします。 タイトルのJPEGファイル名で検索をかけながら、該当する写真を選択します。 マーカーの場所に写真が追加されました。 これを各マーカーごとに一箇所ずつコツコツとやっていきます。 マーカーを各種アイコンに変更したり、カラーの変更もできます。 アイコンの種類は非常に豊富です。 レイヤやマーカーを追加し、メモをつけたりなど様々な編集ができます。 いろいろいじってみると楽しいかと思います。 また、共有設定を変更すれば他のユーザーでも観覧可能になりますし、サイトへの埋め込みもできます。 完成したマップは。 最後に 写真に記録された位置情報に関しては、自宅や行動範囲の特定につながるなどプライバシーの面でマイナスのイメージも多いと思います。 位置情報の記録された写真をインターネット上で公開するリスクは、十分理解しておく必要があります。 (TwitterやFacebookをはじめとした主要なSNSでは、投稿された写真の位置情報が自動で削除されるようになっているものもあるようです) しかし、メリットを活かせば写真整理などに非常に役立ちますし、楽しみ方が広がります。 今回ご紹介した「マイマップ」は、機能も豊富ですし、撮影や旅行の記録として、またコミュニケーションツールとしてもおおいに活用できるものだと思いました。 ぜひ皆さんも、GPS機能や位置情報を活用し、さらに充実したカメラライフを楽しんでみてください!.
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